前回に引き続き、劇作家、演出家である池亀三太さんのお話です。
前回記事↓
昨年、ご自身が主宰されていた「ぬいぐるみハンター」を解散し、「マチルダアパルトマン」を旗揚げ、それに加えて王子小劇場の芸術監督に就任されるなど、精力的に活動されている池亀さん。
後編は、芸術監督として、王子小劇場をどのような場所にしていきたいか、その意気込みを伺いました。
実は若手の公演見てます。

ー若手が集まる場所…、登竜門のようなイメージですかね?

…実は若手の公演って結構見に行くんですよ。
ーあ、そうなんですか?

それで、いいなと思ったら「うちで公演しませんか?」と声をかけたりもします。
ーそれは若手としては嬉しいような、おっかないような…(笑)


ーなんだか、意外な感じです。


演劇をやろうと思ったら、とりあえず王子に来るみたいな、そういう場所にしたいんですよね。
王子小劇場若手相談室

ー若手相談室、ですか。それはどんなことを相談できるんですか?

ーそんなことまで相談に乗ってくれるんですか?

ーいいなあ。ちなみに僕なんかも相談に乗ってもらえたりするんですかね?
※井上は昨年新しく劇団を立ち上げました。

ーいいんですか!?ぜひ今度相談させてください。
※若手相談室の詳細はこちら

取材を終えて
取材に伺う前は、「ゲイジュツカントクか…」と緊張していたのですが、実際にお会いしてみると、とてもやわらかい印象の方で、対等な目線でお話をしてくださいました。
演劇を日常に近づけること、花まる学習会王子小劇場を若手が集まる場所にすること、池亀さんの今後の活動に期待です。
ライター:井上智裕
劇団春眠党主宰。脚本、演出、時には役者も担当。しばいのまち編集部員。
メール:koyoinoue@gmail.com
twitter:@inouetzz
劇団春眠党:https://syunmintou.amebaownd.com/