どーも、おしょうです。
新年、あけましておめでとうございます。
このコラムでは、
また、毎月の収入公開ですが、今回をもって終了しようかと思います。
月30万という安定した収入を稼げるようになりましたし、もうすでに「食えている芝居人」という認識を、購読者の皆様からはされたものと自負しました。
よって、もう収入公開を続ける必要なしと判断し、今回限りでやめさせていただきます。
その代わりに、これまで隔月だった更新を毎月にペースアップして、好きなことで食べて行きたい人達にとって有益な情報や、励みになるような記事を書いていきたいと思います。
というわけで、2019年もよろしくお願い致します。
12月収入&2018年収入公開
「即興deNight」参加費 103,000円
フルレンス連続WS 90,000円
定期WS 4,000円
野田会 6,500円
フルレンス稽古会 31,000円
「セカンドサークルライブ」チケットバック 4,500円
「即興deNight」 チケットバック 500円
1日WS 58,428円
その他、他企画報酬 14,000円
計 311,928円
2018年収入 (1〜11月収入)3,196,400円+311,928円(12月収入)=
3,508,328円(2018年収入)
292,361円(平均月収)
去年1年で、ようやく人並みに稼げてるようになりました。
応援していただいた皆様、ありがとうございました。
タイトル変更について
今年から「忍び翔ける芝居人」から「忍び翔けるインプロバイザー」へとタイトル変更しました。
その理由は「インプロバイザー」という立場、生き方をもっと広めていこうと思ったからです。
今まで「インプロとは演劇の一部」「インプロバイザーは俳優の生き方の一つ」など、いかにもインプロが演劇に内包されているものかのように語っていました。
しかしそうすると「インプロはたかが演劇の練習でしょ?」とか「役者ならインプロをやるべき!」だの、インプロ否定派と肯定派の啀み合いが生まれてしまうのです。
そこで、これらは重なる部分はあれど、全くの別物として扱った方が双方にとって平和なのでは?となったのです。
例えば、俳優さんと芸人さんはちがいますし、演劇とコントも違いますね(正確な定義はさておき、なんとなく違うのがわかればいいです)。そして違うからこそ、お互いに対してのリスペクトがあるのだとも思います。
インプロバイザーもそう扱われるべきだと思うのです。
確かにインプロバイザーは、俳優、演出家、脚本家などの芝居人の面を持ち合わせてはいますが、それぞれの専門家とは全く違う仕事の仕方をします。
だからと言って、インプロバイザーが芝居人より優れているというわけでもないし、逆もまた違います。
それぞれは違うジャンルだが、似たところがあり、双方に学ぶ意義がある。
そう認識した方が、お互いがお互いをより知ろうとする気がするのです。
他人は違う民族だと思った方がいい
僕達はお互いに日本人ですが、実際は一人一人が違う文化を背負って生きています。
生まれ育った環境、遺伝、伝統、宗教、障害、趣味趣向など、様々でかつ複雑な要素がその人自身を作り上げています。確かに同じ言語を話すし、同じ国土には住んでいますが、実はそれぞれ別の言語を話しているのです。
例えば、「幸せ」の意味、「好き」の意味、「演劇」の意味…、それぞれが自分なりの意味を持っていて、100%重なるということはほぼないのです。
なぜ急にこんなことを言い出したのかというと、それぞれがそれぞれの人生に意味を見出して、好きに生きていけばいいと思うからです。
「好きなことで生きていく」ことを目指した時、まず気になるのは周りからの目です。
「そんなことで生きていくのか?」「もっと稼げなきゃダメだ」「そんな稼ぎ方は邪道だ」など、いろんなことをいろんな人達が言ってきます。(実際は言葉にされてなくても、そんな声が聞こえる気がしてしまうのです)
そんなことを思って不安になった時は「皆異民族なんだ」と思ってみてください。
皆日本語っぽい言葉を話してますが、実際はスワヒリ語とかインドネシア語とか、聞いたことない言語を喋っていると思うのです。
そうすれば、「あ、彼らの文化にとってはそこまで大事じゃないんだ」と割り切ることが出来ますし、逆にちゃんと話を聞く気にもなります。
「好きなことで生きている」ことを実践していると、自分が全てにおいて正しいのだと錯覚してしまい、周りの話を聞こうとしないこともあるのです。そういった時にも、この呪文「皆異民族なんだ」は効果的です。
「他人と自分は全く違う、文化的に違う」と思ってみることで、ちゃんと他人と向き合うことが出来ます。
わかりあえないことが当たり前だからこそ、わかりあおうとするし、わかりたくないことはわからなくていいのです。
まとめ
要はここまでで何が言いたいかっていうと、自分自身の信じる道を行けよってことです。
その道を行って何を見るか、何と出会うかは、自分にしかわからないし、言ったら自分にしか意味を見出せないことなのです。
人にとってはそれがガラクタに見えるかもしれないですけど、そんなことはどうでもいいのです。それを見つけて喜んでるあなたは、誰よりも輝きを放っていますから。
これから、新しい1年が始まります。
そのこと自体に意味はありませんが、いついかなる時でも、何かに意味を見出すのは自分自身です。
新たな一歩を踏み出すきっかけになればいいと、今月はこんな記事をお届けしました。
では、また来月お会いしましょう。
忍翔(おしょう)
インプロバイザー(即興役者)、インプロ(即興芝居)&演技指導、演出、俳優。
高校から演劇を始め、大学から奈良橋陽子が主宰を務めるMLSにて英語劇を始める。その後、国際的に活躍するインプロ指導者・今井純、アクターズスタジオ生涯会員・ボビー中西に師事し、インプロとマイズナーテクニックを学ぶ。20歳で日本初の学生インプロ団体「劇団しおむすび」を立ち上げ(現・プロデューサー兼指導)。
22歳で単独即興ライブ「O-SHOW」をスタート。24歳でイタリア・ミラノで行われたインプロの国際会議に参加し、インプロの国際組織「国際シアタースポーツ協会」のメンバーとなる。
現在は舞台の企画や指導を行う傍ら、表現者としては一人芝居の可能性を追求している。
WEBサイト
https://twitter.com/osho_jam