少女蘇生こらむ第1話:仲野識という人間とは。【仲野識】

みなさま、初めまして! produceunit少女蘇生で主宰・脚本家をしております、仲野識です。

ご縁ありまして、今回から「しばいのまち」で初のコラム連載を持つこととなりました!一生懸命頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて今回は「初回」ということで、まずは「自分」に向けて、インタビューしてみようと思います。

本職は物書きです

公演の企画を立てたり、フライヤーのデザインをしたり、俳優さん・女優さんが使う小道具を作ったり、多岐にわたって色々と手を出していて、どの仕事も大好きです!

ですが、私の本職は「物書き」なんです。

小学校一年生で初めて物語を書いた

昔から、小説を読んだり読み聞かせてもらうのが好きでした。小学校に上がって初めて買い与えられた「じゆうちょう」。

普通は絵を描くものですが、真っ白なその冊子に、私が初めて描いたのは拙い小説でした。今でもタイトルも内容も覚えていますし、冊子自体もおそらく実家にあると思います。

そのものは小説とも、物語とも言えないくらいの稚拙でしたが、私の原点は間違いなくその真っ白なカンバスだったと思います。

書きたいものを書いて、誰か一人にでも届けばいい。自分の出来るいっぱいまできりきりと引き絞った弓を放ったそのあとは、どこに行くかは撃った人の自由にはならなないように、作品を打ち出したら、すべての解釈はお客様や読者の皆さんの心次第だという気持ちは、昔から変わっていません。

挫折の連続。出版社の倒産

小学校の頃から文章を書き始め、中学~高校と、小説を書くことに明け暮れました。

高校では演劇に出会い、脚本を書き始めたのもこの時が初めてでしたが、当時は演じることや助演出の仕事が楽しくて、あまりのめり込むことはしませんでした。

賞にもたくさん応募しましたが全く通らず。高校2年の頃には書くこと自体をあきらめました。「一度目の挫折」がこの時です。

それから大学生になって、とあるイラストレーターさんと出会いました。

その方の「仲野さんの小説は、淡々とした語り口だけど、凪いでいる海のようで私は好き。書き続けてください」という言葉のおかげで「また書こう」という気持ちになりました。

再度書いてみて、やはり「文章で世界を表現するのは楽しい」という気持ちを思い出しました。

それから2年後。出版社さんに拾ってもらい、「書きたいもの」ではなく「ニーズに合うもの」を書かされる中で、編集者さんに言われた「あなたの言葉はきれいだけど、まるで教科書みたいでつまらない」という言葉で二度目の挫折。生かすも殺すも、言葉というのは本当に諸刃の剣です。

立ち消えた小説出版

「また小説を書こう」と思い立ったのは、二度目の挫折からそれほど時間を置かず、ある出版社さんとの出会いでした。

「あなたの小説を電子書籍にしたい」との申し出で、私は新たに小説を書き始めました。

ですが……、なんと、その出版社さんが倒産。出版の話も、当然のように立ち消えてしまいました。

その他にも思い出してみればたくさん挫折がありましたが、変わらなかったのは「好きなものを書きたい」「書かないと死ぬ」という気持ち。

出版の話が無くなった時、「小説家として生きていくことよりも、原点を見直して、好きなものを書いて、好きな人に読んで貰うことにしよう」と思うに至ったのです。

ボイスドラマとの出会いと朗読劇への挑戦

「ボイスドラマ」というジャンルに出会ったのは、3度目の挫折の後でした。

好きなように書いた小説を個人サイトにアップしていた私に、小説を見たファンの人が、「ボイスドラマにしたい」と申し出てくれたのです。その時「小説を脚本へ」という、少女蘇生の原点ともいえる「オマージュ」の経験をすることが出来ました。

そして、そのボイスドラマをきっかけに、私の「朗読劇への挑戦」が生まれました。

このように、小説を書きながら生きてきた私ですが、いまは朗読劇を作るサークルの主宰となった私。どうしてこのような変遷を迎えたのかは……、次回のコラムでお伝えしようと思います。

次回予告

長くなりそうでしたので、今回はこのあたりで筆をおきます。

次回は、少女蘇生の誕生と、団体が目指すもの。今後の展望などについて触れようと思います。今後は様々な方へのインタビューなども積極的に行っていこうと思いますので、ぜひ今後とも応援をよろしくお願いいたします!

仲野識

ProduceUnit少女蘇生主宰・脚本家。小説家として活動ののち、脚本家に転向。現在はフリーライターとして活動しながら執筆活動を続けている。
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ProduceUnit 少女蘇生

一次創作団体。「ほの暗い世界と、一筋のひかり」をテーマとし、主に朗読劇を制作する。
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