ACT COLUMN 第2話「表現者たちの真剣勝負 ACT GAMEはどのように生まれたのか?」【ACT:西本健太朗】

こんにちは!西本健太朗です!

前回は自己紹介も兼ねて、ACTがなぜ生まれたか?の話をさせて頂きました。

今回は、ACTが企画した初めての舞台。ACT GAMEのお話をしていきたいと思います。

ACT GAME とは?

端的に言うと、演出家・脚本家・役者を3チームに分けて、どの作品が面白かったかお客様の投票によって勝敗を決める、全く新しい形の演劇バトルです。

表現者たちが演劇で本気でぶつかり合い、勝敗を決める演劇の新しい形を目指しています。

このACT GAME 最大の特徴は、

から物語を始めなければいけないという縛りがあるということ。

つまり、同じ2ページから始まる3つの物語から、一番面白い作品を決めようというものなのです。

細かいルールとしては、

というように、同じ条件のもと各チームには作品作りをしてもらいます。

ACT GAMEはどうやって生まれたのか?

ACT GAMEは飲み会の時に生まれた企画でした。

参加する側も挑戦できる舞台はできないか?
と考えて、出てきたのが、「演劇という土俵で対決してみない?」という提案でした。

毎回、勝ち負けがあることで必死さから生まれる何かがあるのではないか? 

そんな新しい可能性を信じて、ACT GAMEが生まれました。

共通台本の存在

ただ単純に演劇バトルをするだけでは、普通の演劇祭と変わりありません。

役者だけではなく、演出家や脚本家の凄さも知ってもらえるような舞台にするためにはどうすればいいのか?

そうして生まれたのが共通台本でした。

冒頭2ページを固定することにより、
同じセリフでの演出の違いをお客さんに観てもらえるし、
冒頭を固定された脚本というのも面白い。

共通台本によって、演出家、脚本家の魅力も十分にお客様に伝わり、参加する演出家、脚本家の新しい挑戦になるのではないか?

こうして、ACT GAMEの基盤ができていったのです。

つまり

こそがACT GAME なのです。

ACT GAME始動!

ACT GAME 第一回戦は2016年1月の公演を目指して始動しました。

最初は学生だったり、まだ経験の浅い若手演出家同士の戦いから始めて行こうと話してたのですが・・・早くも転機が訪れます。

桐野翼さんとの出会い

今のACT GAME があるのは、きっとこの人と出会ったからでしょう。
当時天才劇団バカバッカで主宰を務めていた桐野翼さんが、名もないACTという団体に力を貸してくれると言ってくれたのです。

「面白そうな企画だから、演出やるよ!」

全てはここから始まりました。

翼さんが演出することになり、運営側は大慌て。
一番困ったのは翼さんと戦う対戦相手を探すことでした。

しかし最終的には「才能のある若手演出家を紹介する」と、劇団時間制作主宰の谷碧仁さんを紹介してくれました。

天才劇団バカバッカ主宰 VS 劇団時間制作主宰

第一回戦から小劇場ファン騒然のすごい対戦カードが実現したのです。

お客様からの反応

手探りな状態で始まったACT GAME。舞台を作り上げるまでに細かい問題や事件はたくさんありましたが、無事、公演を成功させることができました。

お客様からの反応も非常に良く

お客様A
「最初の2ページから展開がこんなに違うなんて」
お客様B
「結果発表の時に自分までドキドキした」

など、ACT GAMEならではの魅力も伝わったと同時に、

お客様C
「この劇団が気になったので今度見に行きたい」
お客様D
「自分の好きなジャンルがわかった」

など、今後の舞台観劇に少しのヒントを与えることもできました。

第一回戦が無事に成功し、その後も継続して行うことができているACT GAME。

旗揚げから2年が経つ2018年1月にはACT GAME第四回戦が予定されています。

毎回毎回パワーアップしているので、今後も熱い演劇バトルが繰り広げられること間違いなしです。

機会あれば是非一度「表現者たちの真剣勝負 ACT GAME」を劇場で見届けてください。

さいごに

今回はACT GAMEがどのようにして生まれたのか?というお話をさせて頂きました。

次回はACT GAMEがもたらす価値についてお話できればと思います!

ACT GAMEは参加した役者、脚本家、演出家、そしてお客様に新しい価値を提供できる舞台なのです。

次回予告

第3話「表現者たちの真剣勝負 ACT GAMEがもたらす価値とは?」
お楽しみに!

ACT

「繋げて、広げる、新しい”可能性”」をコンセプトに、表現者が自由に集まれる場として2014年12月に設立。代表・西本健太朗。2016年1月「ACT GAME 第一回戦」を池袋GEKIBAにて旗揚げ公演。劇団とのコラボ、投票による対戦型舞台、同じ脚本から 始まる二つの物語など様々な要素で、お客様から好評を頂く。 今後も色んな団体、劇団、役者を巻き込みながら、更なる飛躍を求めて活動中。

西本健太朗

ACT代表。株式会社PuR所属。幼少期は蜷川幸雄演出作品に子役として出演。その後、舞台を中心に活動。役者だけではなく、2014年には演出家デビュー。2016年には自身初のプロデュース作品「ACT GAME」も企画。