余命1年の芝居人〜10月編「劇団しおむすびについて」〜【インプロバイザーおしょう】

どーも、余命1年の芝居人、おしょうです。

今年4月に「役者だけで1年間食っていく!」と宣言し、バイトや非常勤勤務などの一切の雇われ仕事を止め、現在完全フリーの役者として活動しています。

「余命1年の芝居人」とは…
この企画は、目標月収を「15万円」と設定し、それを1年間続けて「180万円」を稼げなければ、役者をやめると言う企画。
このコラムは、そこに至るまでの収支公開含めた、戦いの記録である…

10月の月収

自分企画
メンバー月参加費 5,000円×7名=35,000円
ワークショップ売上 15080円
「しおふぇす2017秋」チケットバック 8,000円
「即興deNight vol.3」参加費 5,000円×6名=30,000円
「O-SHOW vol.10」売上 8,900円
「社会的に素晴らしい」ギャラ 2,000円
一人即興指導 5,000円×3名=15,000円
計 113,980円

他企画
高校ワークショップ
エヌズエンタメスクール指導
舞台仕込み
「芸人インプロ部」出演
「home sick」出演
「vote show」出演
計 55,500円

10月月収
113,980円+55,500円=169,480円!(目標月収15万クリア!)
これまでの合計
(4〜9月)1,038,430+169,480円=1,207,910円!
(7ヶ月目標105万円に対し、達成率約115%)

今月は劇団しおむすび主催の「しおふぇす秋」という大きなイベントもあったのですが、そこでの売上は記載しません。

自企画での収入であることは間違いありませんが、そこでの売上は全額劇団しおむすびの将来のために使うと決めたからです。

このイベントを通じて、私はこの劇団を本気で売る気になったのです。

「劇団しおむすび」という団体

「劇団しおむすび」という団体は、2011年の7月、僕が20歳の頃に立ち上げた日本初の学生インプロ(即興芝居)団体です。

当時は、僕の母校である学習院大学の演劇部の後輩達と作った単なる1ユニットでしたが、「日本初」ということで注目を浴び、数々のインタビューサイトから取材を受け、名前が広がっていきました。

2015年3月、結成時から一緒に活動してきた後輩達の卒業と同時に、全員を1期生として劇団しおむすびを卒業させました。そこから新たに2期生を入団させました。、そこから毎年、新たな代を入れ、入団2年後には卒業させるという制度にしました。

理由は「50年間名前を残していく」という目標のためです。

数々の団体が売れては解散することを繰り返す現状を見て、僕は短期的に売れることよりも、長期的に残り続けることを選んだのです。
それが、一緒にやってきた1期生に対する恩返しだと思ったからです。

「50期まで続けた後、全員を集めて盛大なパーティーを開く」という夢を持ちながら、僕はプロデューサーという立場で運営を続け、今日まで6年間続けてきました。

しかし、ここまでやってきて、自分が満足するインプロライブが出来たことはありませんでした。

なぜインプロなのか?

演劇を本格的に学んでいるわけではない、いわゆる普通の学生を使って、お金を頂くインプロライブを上演することは、物凄くハードルが高いことでした。

「なぜ台本を使ってやらないのか」「稽古を見せられている」「ただの身内ウケ」…たくさんの厳しい意見を頂いてきました。それでも僕は「インプロは面白い!」と信じてやり続けてきました。

その成果が、先日の「しおふぇす2017秋」で出たのです!

それは、稽古中のある出来事がきっかけでした。

なかなかうまくいかない稽古期間の中のある日、メンバーの1人がこんな相談を持ちかけてきたのです。
「お金をもらってライブをするってことに抵抗があります。私達はプロじゃないし、お金をもらうとなったらその分プレッシャーがかかります。どうすればいいですか?」

その時、僕は迷わずこう答えました。

「君に価値があるからお金を払うんだよ」

僕は自分で言ってハッとしました。これだ!僕はこれがやりたかったんだ!と。

インプロショーでは、上手いプレイヤーが好かれるわけではないのです。

下手なプレイヤーでも好かれることがあります。むしろその方が多いかもしれません。インプロショーで大切なのは、技術よりもその人の存在そのものなのです。

うまくいかなくてもハッピーで、なんでも楽しそうに演じて、応援したくなる人。そんな人はなかなか身の回りにはいません。

だから、そういう人達と出会える、同じ空間に居られるインプロショーには価値があるのです!そして、劇団しおむすびという団体にはそういう人が多いのです。

なぜかというと、メンバーはオーディションやら経歴ではなく、僕の直感で選んでいるからです。

その年に出会った何人もの人の中から、僕が魅力的に思える人だけを入団させています。経験や技術は関係ありません。演劇未経験でも、第1印象で「この子いいな!」と思った子だけ入れています。

そういう人は人の目を惹き付けたり、いるだけで場の空気を作ったり出来るので、存在だけで価値を生み出しているのです。

そこに気づいてから、稽古で技術を求めることが無くなりました。

いかにその人の存在を輝かせるか。それだけを考えた「しおふぇす2017秋」は、6年間で一番のライブとなったのです。

今後の活動について

SHOWROOMの創業者である前田裕二さんが、自身の著書「人生の勝算」で「余白」の重要性について語っています。「余白」とは、その人の足りない部分のことです。

つまり、出来ないこと、不足があるから、人は応援したくなる。まさに劇団しおむすびとは、そんな「余白」の宝庫だったのです!

そんな劇団しおむすびが11月からSHOWROOMを始めます!
https://www.showroom-live.com/ad62f1889933
内容はインプロ以外!雑談などのプライベード話がメインで、メンバーのキャラクターを浮き彫りにしていきます!

こんな人達がいるんだってことをまずは皆様に知って頂くためのツールでございます。是非チェックしてみてください!

P.S. また、youtubeにて即興ラジオドラマの制作も考えています。こちらの詳細はまた後日!

忍翔(おしょう)

インプロバイザー(即興役者)、インプロ(即興芝居)&演技指導、演出、俳優。

高校から演劇を始め、大学から奈良橋陽子が主宰を務めるMLSにて英語劇を始める。その後、国際的に活躍するインプロ指導者・今井純、アクターズスタジオ生涯会員・ボビー中西に師事し、インプロとマイズナーテクニックを学ぶ。20歳で日本初の学生インプロ団体「劇団しおむすび」を立ち上げ(現・プロデューサー兼指導)。

22歳で単独即興ライブ「O-SHOW」をスタート。24歳でイタリア・ミラノで行われたインプロの国際会議に参加し、インプロの国際組織「国際シアタースポーツ協会」のメンバーとなる。

現在は舞台の企画や指導を行う傍ら、表現者としては一人芝居の可能性を追求している。
WEBサイト
https://twitter.com/osho_jam

忍翔(おしょう)(劇団しおむすび) 記事一覧

2017.02.23
ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin