一歩を踏み出そう〜27年舞台に携わり続けた私から伝えたいこと〜【RYO】

皆様はじめまして、RYOと申します。

小・中劇場で役者として活動し始めて早27年、合間に声の仕事や朗読の活動をしております。

途中子育てのため舞台活動を休んでいる時期もありましたが、その間も無理のない範囲で活動を続けていきました。

最近、中高生の演劇を観劇する機会があり、彼・彼女らの熱量を目の当たりにして「芝居ってやっぱりいいな!」と思うと同時に「中高生」という肩書が無くなった時、彼・彼女らはどう足を進めるのだろう?とふと思いました。

そこには地方から来ていた学生もいたのですが、地方だからあるいは若いからという理由で足を止めてしまうのは勿体無い!

そう思い、限られた環境でもできる事を伝えていけたらなと思い、しばいのまちのこの場を借りて、子育てもしながら20年以上舞台に携わり続けてきた、私なりの発信がしていければと思っております。

まず今回は自己紹介がてら自分の事をお伝えしますね。

役者になりたい!と思ったきっかけ

私が役者になりたいと思ったのは小学生の頃。大好きなアニメ映画を観た時に、出演者の中に同い年の子がいる事を知った時です。「子供でもそんな事できるんだ?!自分もやりたい!」と思ったことがきっかけでした。

アニメですから、声優さんですね。当時は今ほど養成所もなく、インターネットなんて無かったので情報を収集するのに苦労しました。

親に「声優になりたい、お芝居をしたい」と言った所「何を言っているんだ」と呆れられました。自力で雑誌などで情報を集め、子役で有名な劇団に入りたいと言っても…

「そんなよくわからない業界に入れられない」
「小学生がいっとき夢見ているだけ」
「続くわけがない事にお金をかけられない」

と、言われました。出資者(親)を説得できなければ当然無理ですね。

諦められない夢

中学に上がり、演劇部を発足し、中学生向けの戯曲で練習したり、自分で思いつくことはやりました。

しかし演劇に明るい先生が居るわけでもなく、同学年の子たちでワチャワチャやっていただけでした。

中学3年になり進路の話が出てきた頃に「芝居がしたいから高校には行かずに働きながら養成所に通う」と親に告げたところ、猛反対にあいました。

「高校には行きなさい」と怒られましたが、私は「それでも芝居がしたいんだ」と言い張り、話は平行線でした。

ところが偶然、隣に住んでいるおばさんが大きな劇団の舞台女優さんだということがわかり、「小学生の頃から声優になりたいと言っているけど、さっぱりわからないので話を聞いてやって欲しい」と、親が相談をしてくれたのです。

「すぐに飽きると思っていたけど、ここまで言い続けるのなら本気なのだろう」と思ったようです。隣のおばさんには色々と相談に乗ってもらい、信頼できる養成所も教えてもらいました。

高校には通う事、月謝は自分でバイトして払う事、ということを条件に養成所に通いました。

ちなみに通った高校は当時にしては珍しく、デザイン科のある高校で、親が探してくれました。理由は「普通の高校だと途中で辞めるかもしれない、絵を描くことも好きだから最後まで通い切れそう」と思ったからだそうです。

親としては何をしでかすかわからず、相当不安だったんでしょう…。

新たな出会い

高校に入ったら演劇部に入ろうと思っていたのですが、演劇部とは別にアクションを主にする演劇活動をする部活動があったので、そちらに入部しました。

ここでの色々な出会いが自分の分岐点になったと今でも思っています。

まず、プロのアクションチームに所属していた方にアクションを習うことができました。さらに、部活の先輩が、自分で劇団を立ち上げて活動していたのです。先輩は学校とは関係なく、自分で小劇場を借りて公演を打っていました。

縁あって、そこで初舞台を踏ませてもらい、舞台に立つ楽しさを知ることが出きました。

そのときに学生でも小劇場を借りて公演を打つことができるんだ!と思い、自分でもやろうと思えば色々なことが挑戦できるということを実感しました。

行動が出会いを生む

小劇場で活動を続けていると、観てくれた他の劇団さんから声がかかったり共演した方から紹介されたりとどんどん輪が広がっていきます。私はスタッフさんのお手伝い(仕込み・バラし・音響・照明など)もしていました。

27年ほどお芝居を続けてきて、大事だなと思うことは、とにかく『自分』という『個』を知ってもらうこと。これが第一です。

どんなに技術がすごくても、人に自分のことを知ってもらわなくては意味がありません。知ってもらうには、自分から行動あるのみ!だと思っています。

また、周りに『自分』を知ってもらう事は、同時にあなたが『自分自身』を知るきっかけにもなるはずです。

自分に何ができるのか。何ができないのか。何が足りないのか。何が他より秀でているのか。色々な発見があるはずです。

とにかく行動する事が大切です。誰かがどこかで繋がっています。

もし何から手を付けたら良いかわからない人は、最近では、劇団主催のワークショップなども多く見かけるので、そういうものに参加してみると良いかと思います。

劇団のサイトで募集していたり、公演チラシの折込にそういった情報が含まれていることもあるので、好きな劇団さんがワークショップを開催していたら参加してみるのも手だと思います。今はインターネットが普及してたくさんの情報が集められるのでぜひ活用してください。

おすすめ

ちなみに、中高生さんに向けたワークショップなどを開催している所があります。主に夏休み等の長期休みの時期に開催している事が多いのでぜひチェックしてみてください。

■中高生向けおすすめワークショップ
花まる学習会王子小劇場 中高生演劇サマースクール
http://oji-summerschool.doorblog.jp/

RYO

舞台役者・声優・音響・イラストレーター・デザイナー。1990年に小劇場活動開始。年間平均5本ほど出演。
途中の子育て時期は舞台から離れ、声の仕事をするために事務所所属し、ゲーム等のキャラクターボイスを担当。
現在は舞台・吹き替え・朗読劇を中心に活動。

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