はむやんと行く!初めての東京演劇~歌舞伎座:席選び編~【渡邊清楓】

こんにちは。皆さんは歌舞伎を観に行ったことはありますか?わたしはまだ一度もなく、東京に来たからには必ず観に行きたいと思っていました。

しかし歌舞伎のチケットは高額…。初めて観に行くからにはいい席で見たいけれど、どの席がいいかわからない。色々な等級に分かれているけれど、見やすさ・金額をとってもどこが初心者向けなのか?チケットを買う前から疑問と不安が山盛りです。

そこで今回は「歌舞伎の席を選ぶポイント」について、実際に歌舞伎のお問い合わせセンターの方へ相談してみました!

初めての歌舞伎!だからこそいい席で見たい

ーう~ん…

はむやん
わてやで!どうしたんやで、飼い主ぃ?

ーせっかく東京に来たし歌舞伎を観たいと思ったんだけど、どの席でチケットを買うべきか分かんないんだよね。ネットで調べてみてもいまいちピンとこないんだよなぁ。

はむやん
ピンとこない?

ーブログとかに「おすすめの席」とかを紹介している人は、参考になるんだけど「常連さん」だから各々のこだわりみたいなのがあるみたいなんだよね。初心者でも大丈夫かな?って不安になるというか…

はむやん
なるほどやで。もっとフラットな意見が知りたいと。でも、不安があるならとりあえず安い席取ればいいんと違うん?

ーだって!初めての歌舞伎だよ?!いい席で見るべきかなって思うじゃん!でもお値段がいい席でもそこがどういい席かもわからない!

はむやん
あ~~~うじうじ面倒な飼い主やで!!そんなに不安ならもう聞いてみちゃえばいいんやで!!!

歌舞伎座のお問い合わせセンターに聞いてみた!

ーと、いうわけで松竹歌舞伎座のお問い合わせセンターさんに色々聞いてみることにしました。よろしくお願い致します!

センター
あくまで「公式のおすすめ席」ではなく、席選びのアドバイスとして聞いていただければと思います。よろしくお願い致します。

歌舞伎の専用劇場はどこにあるの?

ー席の話の前に少し気になったんですけれど、歌舞伎の専用劇場っていくつあるんですか?

センター
一年を通して歌舞伎のみを上演しているのは銀座にある「歌舞伎座」のみです。

その他松竹が所有している劇場では、歌舞伎の舞台様式の特徴である「花道」や「回り舞台」が常設されています。なので、そういった劇場が歌舞伎の上演に適していると言えますね。

ーへぇ!歌舞伎のための専用劇場は東京銀座の歌舞伎座しかないんですね。

各席(等級・階)の特徴

ー席の区分に桟敷席、1等席~3階席があったのですが、それぞれどういった特徴があるのですか?

センター
まず最大の特徴と言える「桟敷席」ですが、目線が舞台上にいる俳優と同じになるため非常に一体感と迫力がある席だと言えます。

また、桟敷席では幕間に食べるお弁当を予約すれば席まで持ってきてもらえるというサービスもあります。食べた後のごみなども回収してもらえますよ。

ーなんだか特別待遇って感じですね!

センター
1階は、同じ空間に花道があるため舞台や役者と非常に近いと感じられ、臨場感が味わえます。“近さ”という特徴から、役者さんをよく見たいという方におすすめできるのではと思います。特に中央ブロックの「とちり席」(7~9列目)は最も見やすいと言われているようです。

1階では、1~16列までが1等席、17列~22列が2等席です。

はむやんメモ!①
<とちり席>
歌舞伎の席の列は昔、「1・2・3…」じゃなくて「い・ろ・は…」で数えられていたんやって。だから見やすいとされる7、8、9列目は「7=と」「8=ち」「9=り」で、「とちり」席なんやて!

俳優さんの「とちり」が見れちゃうレア席ってわけじゃないんやなぁ!

センター
2階は、1列目~7列目と東西桟敷の1~8が1等席、8~9列と東西桟敷の9~12が2等席となります。

2階に1等席があるのですが、花道までの近さや見やすさを考えるとなかなかの良席かと思われます。

1階、2階の2等席は舞台から距離がでてしまうものの、舞台全体がとらえやすいため、全体を楽しみたい方にはおすすめです。

ーちなみに、2階にある1等、2等の桟敷席は、1階の桟敷席とどんな違いがあるのですか?

センター
座席の「形」としては1階の桟敷席と同様です。しかし桟敷ならではの「サービス」は、席の等級が違うため受けることが出来ません。

お弁当や目線、迫力など「桟敷席」の特別感は1階桟敷席でしか味わえませんね。

ー1階桟敷席はやっぱり特別なんですね。

センター
3階席は2等席よりも距離がでてしまうのですが、値段が手頃なため、歌舞伎を楽しみたいけれどお財布が不安…という方にはおすすめです。

また、当日券で販売される「一幕見席」というものもあります。こちらはその名の通り一幕分のみの観劇となりますが、3等席よりもさらにお安いのがポイントです。

ただし、当日販売のみなので事前には買えず、売り切れる可能性があることと、座りの席だけではなく立見席になる可能性があります。

はむやんメモ!②
<座席まとめ>

  • 1階桟敷席…舞台にいる俳優さんと目線が同じになり、迫力のある席。歌舞伎の席の中では最も高価。お弁当の予約・お届け・ごみの回収などプレミアムなサービスも受けられるんやで。
  • 1等席…一般的には最も見やすい席。役者さんを見たい人におすすめやで。特に「とちり席」はおすすめ!
  • 2等席…舞台からは少し距離があるため、舞台全体を楽しみたい人におすすめやで。
  • 3階席…舞台との距離がある分、手ごろなお値段。お財布は不安だけれど、歌舞伎をしっかり楽しみたい人にはgoodやで。
  • 一幕見席…当日販売のみの4階にある席。お値段が非常にお手軽やけど、一幕しか見られないこと、立見もあることが注意やで。

見やすい”場所”は?

ー3階になると距離が出てしまうということですが、醍醐味である「花道」なども見辛くなってしまったりするのでしょうか?

センター
席によって見え方が異なるので一概には言えませんが…やはり3階で花道の真上に当たる席になってしまうと、真下での様子は見えづらいと思います。

しかし、歌舞伎座には「七三」という役者が一度止まって演技をするポイントがあるのですが、これはなるべく全ての席から見ることが出来るよう最善を尽くしています。

はむやんメモ!③
<七三>
由来は、「揚幕から七分、舞台から三分」の位置だからなんやで。ここにはセリになる切り穴=「すっぽん」があって、主に妖怪変化に扮した役者が登場するときに使われたりもするんやて。

有名な「見得」なんかもこの位置で切ることが多いんやで~。

ーなるほど!同じ階の中でも上・下・中央ではおすすめの側などありますか?

センター
花道があるのは下手側ですが、こればかりは「好み」としか言いようがありませんね…!

演目によっては花道に加えて「仮花道」が上手側に設置されるものもあるのでチェックしてみてください。

「初心者向け」は…?!

ーでは伺った諸々から、総合して初心者におすすめできる席、というのはありますか?

センター
重要なのはその人が何を、どう見たいか、という「好み」なので断定はできませんが…多少お金をかけてでも、歌舞伎の世界にどっぷりつかって臨場感を楽しみたいという方は「1等席」で見るのが良いのではないでしょうか。

初めてのものにたくさんお金を使うのは不安だと思う方は、「3等席」や「一幕見席」ならば負担も少なく、全体の雰囲気を楽しんでいただけるのではないかと思います。

ー様々な質問に答えていただきありがとうございました!最後に、「伝統芸能だし、とりあえず歌舞伎を観てみたいけどどれを観ればいいかわからない」という人におすすめできる演目などあったりしますか?

センター
こちらも、何度も言ってしまいますが「好み」です。

歌舞伎座では、古典的なザ・歌舞伎というようなものから、新たな試みを含めた新作歌舞伎など、様々なタイプの演目を一年通して上演しております。ですので、ご自身でHPをチェックするなどして「これならば観てみたい!」と思える演目を見つけていただければと思います。

また、歌舞伎は通常1日2部制で、全幕観ると4~5時間かかってしまったりするのですが、12月には少しコンパクトにした1日3部制の上演を行っておりますので、長さに不安を覚える方はそちらをおすすめします。

ーなるほど!ありがとうございました。今日のお話を参考に、チケット予約をしたいと思います!

まとめ

はむやんまとめ♡
初心者へのおすすめは、大きく分けるとこんな感じやで!

  • 多少おかねをかける覚悟を決めて、歌舞伎の醍醐味と臨場感を味わう「1等席」
  • お財布に不安があるときは、全体が見える「3等席」
  • 演目選びも席選びも、あくまで「好み」が重要なので絶対はない。

チケット予約は、インターネットからできる「チケットWeb松竹」と、電話からできる「チケットホン松竹」があるんやけど、今回こうして問い合わせをしてみて、わて的には実際に相談しながら席を決められるし、電話での予約をおすすめするんやで。

丁寧に相談&アドバイスをくれる松竹の皆様ありがとうやで~!

はむやん
いろいろ丁寧に教えてもらって、ありがたかったなぁ飼い主ぃ

ー本当に為になったね…!桟敷席の待遇とか知らなかったし、どこがどういう距離感なのかイメージわいたかも。

はむやん
で、飼い主はどの席に決めたん?

ーそうだね…やっぱりうちはまず臨場感を味わいたいし、せっかくの初めての歌舞伎だから金に糸目は付けずにいく覚悟をきめた…!!まずは1等席デビューを目指す!さっそく予約だ!

はむやん
…!!飼い主ぃ!わても行きたい!よろぴくぴく~!

渡邊清楓


1994年静岡県生まれ。幼いころから舞台が好きで2007年、母の紹介によりSPACのシアタースクール2007に参加。それ以来、演劇のとりことなり現在に至る。SPAC人材育成事業や本公演への出演、地元劇団への出演で経験を積む。2017年春に上京し、東京演劇界隈ではさっぱりビギナー。不束者ですがよろしくお願いいたします。

はむやん

旅から生まれた飼い主(清楓)の相棒。チャームポイントはエセ関西弁。自分を可愛いと信じて疑わないぷりてぃーな男の子やで。

Twitter:@aza38pee
※くだらないことも呟いています、ご注意ください!

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