学べる演劇「国語編」〜「俳優って何をする人?」&自己紹介〜【勉学実験公演:篠原琢真】

初めまして、「勉学実験公演」主宰、演出家の篠原琢真(しのはらたくま)です。

先日、「しばいのまち」を見て知った「演カツ!」というイベントに「これは面白そうだ!」とプレゼン側で参加しました。

(演カツについてはこちらから詳細をどうぞ)

その後の親睦会でしばいのまちの町長と話が盛り上がり「記事書いて下さいよ!」と言われたので「書きましょう!」の二つ返事で返答し、早速コラムを書かせて頂くことになりました。この場を借りて「演カツ!」さま、お礼申し上げます。

さて、簡単に自己紹介をさせて頂きたいのですが、細かい所は勉学実験公演のHPを見て頂ければと思います。
勉学実験公演公式HP

ざっくり言うと、勉学実験公演は「学べる公演」を目指しております。自己紹介がてら、僕のことを知ってもらう際にいつもしている話を書かせていただきます。

俳優って何をする人?

みなさん「俳優」って何をする人かご存知でしょうか?「演技する」や「お客様を感動させる」と思ってる方が多いのではないでしょうか。もちろん正解です。

けれどちょっと考えてみて下さい。例えば、飲食店で働くことになった初日、「お前の仕事はお客様を満足させることだ! 」って言われたらどうですか?「でしょうね」とか「いやいや具体的に」ってなりませんか?

それらの答えはほとんど正解ではあるんですが抽象的なものが多いんです。

「俳優」という言葉から考えてみよう

僕は僕で「俳優とはなんぞや」に対しての答えを持っています。でも今回は、一方的な考えを押し付けるのではなく、今皆様と共有できる「俳優」という言葉から考えてみましょう。

「俳優」とは「人べんに非ざる、優しい」と書きます。「非ざる」とは「~ではない」と言うことなので人ではないくらい優しいと書かれている訳です。

素敵ですね。俳優さんって優しい人なんですって。……まだ抽象的ですよね。

この「優しい」という単語は形容詞なんです。形容詞とは、形のないものを表す単語です。

かわいい、とかおいし、などの「」で終わる単語です。形容詞の特徴は個人の主観で変わる物なんです。だから抽象的。

俳優が何をする人なのか、もう少し掘り下げないといけないようです。

俳優と言う言葉に使われている、優しいとは?

では優しいとはどういうことを示すのか、次は実体験から考えてみましょう。

お年寄りの重そうな荷物を持ってあげる。

これはどうでしょうか? 優しいようにも思えるのですが、でも例えばですよ?例えば、「荷物持ちましょうか? 」と声をかけたのに「2020年のオリンピックに備えとるんじゃい!!! 」なんて言われた日には、がっくりですよね。そのお年寄りにとっては優しくない可能性が出てきます。

どうやら「優しい」とは相手のしてほしいことをすることのようです。つまり「優しい」をするには相手のしてほしいことを知らないといけないようです。

疲れてきましたか? 安心して下さい、次がラストです。

相手のしてほしいことを知るには?

相手のしてほしいことを知るには、簡単です。

話す、聞く、見る、会う……

これらをするのみです。これら母音が「u」で終わる単語を動詞と言います。動くこと、つまり行動です。

「俳優」とは人ではないくらい行動する者だそうです。

最後に答え合わせ

「俳優」という日本語から、俳優が何をする人か考えてみましたが、他の言語と比べてみましょう。

「行動」を英語で「act」といいます。「俳優」は英語で「actor」つまり「行動する者」となります。英語はシンプルですねw

長くなりましたが、英語でも日本語でも、俳優とは行動する者と言葉は教えてくれています。

今の話に【国語】が使われています

ここまでの話で気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、この話には国語の力が必要です。

よく「学校の授業の内容なんか人生でいつ使うんだよ」と言う言葉を耳にしますが「使おうとしていない」のではないだろうか?と僕は考えています。せっかく勉強したのに、使わないのはもったいないですよね。

ちなみに今までのお話は演技とはなんぞや本によく書かれているお話です。違う解釈もありますのでご興味あれば勉強してみて下さい

演劇と勉学の共通点、それは「人のため」

「人(世間)を見た人(脚本家)が書いた人(役)を人(俳優)が人(お客様)のために舞台に立つ」だらけの演劇。

全ての学問の起源になる「人が人について考える」哲学。二つの共通点に気づき、勉学と演劇を融合し、学べる公演を目指そうと考えました。

どちらもが始まりで、人のためにであるという共通点です。

お客さまのために

勉学実験公演では勉強が教えてくれることを演劇を通してお客様に届ける公演を行っております。

しばいのまちでは勉強が教えてくれることを記事を通してお客様に届ける、をテーマに記事を書かせて頂こうと考えています。

どうか今後とも応援の程よろしくお願いいたします。

次回:学べる演劇「英語編」〜speakとtalkの違いって?〜

勉学実験公演今後の情報

10/13(金)中目黒GTホールにて、現役放送作家の団体KUAが主催するボードゲームイベント「盤博」の演出を篠原琢真が担当!ボードゲームに興味がある方は下のボタンをクリック!

10/16(月)勉学実験公演【国語編】「ほら、ウソだって本ね」出演者オーディション開催!詳細はHP、twitterにて掲載中!

勉学実験公演

演劇の持つ「教育」の面を強く意識し、「勉学とは何か」をテーマに、演劇を通して学べる公演を目指し、各教科を題材に公演を行っております。学びの意味、大切さ、学校の授業だけでは語れない各教科の存在理由を、生きている演劇でお届けしております。

篠原琢真

主宰・演出・脚本。兵庫県淡路島出身。劇団東少にて演出助手を経て演出家として活動中。人間の根幹である原子構造と演劇との接点に気づき、演劇も人間の根幹なのではないだろうか、と2016年より一貫したテーマを持った公演を行う「勉学実験公演」を立ち上げる。勉学実験公演では脚本・出演も行っている。勉学実験公演以前の演出作品に「君想ふ、故に我アリ」「狐七化け狸は八化け」などがある。


第二回しばいのまちオフ会開催!



10/28(土)13:00〜開催!