「劇団で納涼記者会見をやってみた」ーアマヤドリ新作二本立て・ロングラン公演企画ー【アマヤドリ:小角まや】

ご無沙汰しております!アマヤドリの小角まやです。

今年の初めに新年会の記事を書かせていただいたのですが、今回はですね、先日行いました「アマヤドリ新作二本立て・ロングラン公演 納涼記者会見」について書かせていただきます!わーい!

まずこのアマヤドリ新作二本立て・ロングラン公演はというとですね、2017年11月4日〜12月3日まで王子小劇場で行われます。

その公演に先駆けてのイベントなわけなのですが、今記事ではこんな流れで納涼記者会見の様子をレポートしたいと思います!

⑴ なぜやろうと思ったのか
⑵ 具体的にどんな内容だったのか/こだわったところ
⑶ 実際にやってみてどうだったか

ではでは、よろしくお願いいたしまーす!

なぜやろうと思ったのか

発想のきっかけはいたってシンプルで、「なにかやりたい」

公演やるからには満員の客席でやりたい。盛り上げたい。楽しんでもらいたいし、楽しみたい。そのために、「なにかやりたい」。そんな気持ちが実現に至ったに過ぎないのです。

「なにか」ってなに?アイデアを求め空想を膨らませる日々でふと浮かんだのが“記者会見”というキーワードと赤白の横断幕の絵でした。

大きな舞台やテレビドラマでは制作発表とか必ずあるけど、小劇場の舞台ではあまり見かけない。実際に記者の方をお呼びできるかはわからないけど、お客さんを呼んでやっちゃうとか………!?
そこに見かけた納涼夏祭りのポスター…………。

はっ!?

“納涼記者会見だ!!!”

記者会見ってよく耳にするけど、納涼記者会見って聞いた事ない!!

まだ初夏の頃、劇団員・石本と宣伝について雑談していて、新しいことやりたいよね、とか話していました。
新しいこと、今までやってないこと、珍しいこと……。

これは勘なのですが、作品づくりでも企画でも常に新しいことをやり続けることは大切だと感じています。

同じことや自分のできることを出来る範囲でやっていてもすぐに飽きられるし、おもしろくないし、なにより自分自身も飽きる。

今までやったことない新しいことを……。そんな思いを今の私なりに具現化したのが納涼記者会見でした。

⑵ 具体的にどんな内容だったのか/こだわったところ

正直なところ、響きだけで“納涼記者会見”という名前にしてしまった手前、納涼っぽさ記者会見っぽさを演出するのが一番の課題でした。

ここでちょっと突然ですがみなさんに訴えたいのはですね、いろんなアイデアにおいて、内容なんてあとづけでいいんじゃないかと。響きとか発想とか、そういうの大事。

先見の明がある人ほど、リスクやデメリットも具体的に想定出来るため行動は慎重になると思います。
私は見切り発車な性格なので準備不足で失敗することも多々ありますが、まずは、まったく具体性なんてなくてもアイデアを生むっていうことが大切かなと感じます。

名前さえつけて発表しちゃえば、あとの実現に向けての細かな行動は未来の自分に任せてしまえばいい。

納涼記者会見なんて響きだけで名前をつけ、どうやって納涼っぽさと記者会見っぽさの演出するのか?

そんな、一見めんどくさく難しそうなこの言葉が、むしろキーワードとして内容をほとんど決定してくれるというか。そんなことを実感する会でもありました。

さて本題の、どんな内容だったのか?に戻ります。

①「アマヤドリ新作二本立て・ロングラン公演」に関する先行情報公開:タイトル、メインビジュアル、タイムスケジュール、各種イベント、出演者の詳細
②主宰・広田淳一によるプレトーク 聞き手:文芸助手・稲富裕介、劇団員・相葉るか
③出演者の組み分け発表
④納涼歓談会

当日はこんな流れでお送りしました。

つまりですね、公演の情報公開をこのタイミングまで先延ばししました。

劇団にお願いして、このイベント翌日を公式HPでの情報公開日に設定してもらったため、当日会場まで足を運んでくださった方はどこよりも早く、来られなかった方よりいち早く、公演の詳細を知っていただけるというプレミア感を味わっていただきたいと思いました。

実際、足を運んでくださった皆様は積極的に写真に撮ったりメモをとったりしてくださって、もうそれはそれは嬉しかったです。

納涼っぽさの演出ということでお素麺・かき氷・麦茶を提供し、出演者には浴衣を着用してもらいました。

あとはメインヴィジュアルのパネルを制作したり、出演者の組み分け発表はあえて開票っぽい感じにしたり、欠席の劇団員の代役をぬいぐるみに任せたり……と、細かなところでもう精一杯心を込めて、はい、そんな内容でございました。

実際にやってみてどうだったか

ズバリ、やってよかった!
2週間前の告知だったにも関わらず30名近い方にお運び頂き、出演者と併せて総勢50名近い人数が揃い、盛り上がりました。

しかもしかも、花まる学習会王子小劇場芸術監督・北川大輔様が急遽ご参加くださることになり!とても嬉しかったです。何事も頼んでみるって大事ですね。

メインイベントは作品に関してのプレトークだったのですが、納涼記者会見というネーミング以上にこれがなかなか新鮮な試みで、まだ作品が立ち上がる前の、混沌とした作家の頭のなかを覗き見れるまたとない機会になったと思います。

主宰・広田さんのご指名によりトークの聞き手を劇団員から選抜。広田さんとは当日の進行や内容に関して事前の打ち合わせは一切行っていなかったのですが、トークの聞き手を広田さん自身に選抜していただいたことで、イメージしてもらいやすかったのではないかと思います。

ご来場くださった方からの声を紹介したいと思います。

-——アマヤドリ 新作2本立て公演事前イベント「納涼記者会見」 公演への期待がめっちゃ高まる!広田氏の話を後三時間くらい聞いていたかった。11月は王子まで定期を買おう
-——帰ってきました…アマヤドリ 納涼記者会見@空洞 から。良いチーム感が窺えて、秋の二本立公演への期待は上がる一方…。皆さんの浴衣姿は男女とも良く似合っていましたし眼福だったなぁ。素麺もかき氷も食べてなかったから嬉しかったし。
-——アマヤドリ「納涼記者会見」行って来ました! いやー楽しかった。 劇団力って話が途中で出たけど、本当にそれを感じた。 圧倒的ホスピタリティ。 しかも無料て。 お金払って変な舞台観るよりもよっぽど有意義で楽しい時間でした。 皆さま、ありがとうございました。 良いなー!アマヤドリ!!
-——アマヤドリ新作2本立て公演事前イベント「納涼記者会見」での広田氏のお話。 『青いポスト』についての時だが両作に共通すると言っておられた、「愛するということ」「憎しみをもつこと」。 生きていたらここから切り離されることなどあるだろうか。広田氏の俯瞰をどこまで見せてくれるだろう。

(すべてTwitterより)

こんな嬉しい反応を沢山いただきました。

はー、やってよかった!
大変満足のいく結果となりました。

※余談ですが大事なお金の話

今回の納涼記者会見にかかった予算は約1万円でした。入場無料・低予算でも満足のいただける企画は実現可能!ということが実証(?)できたかなと思います。

まとめ

今回は箇条書きにしてお届けします。

・アイデアを生むには響きや発想、直感を大切にする
・具体的な内容はあとづけでよい、とにかくやる
・新しいこと、珍しいことに挑戦する
・ダメもとでも頼んでみる
・ちょっとした心配りをサボらない

…ってなんか普通のことばっかり書いちゃった気がしますが、普通のことを一生懸命やる。
そうすれば必ず得られるものがあります!
なにか企画をやってみたい!なんて方に参考にしていただけたら嬉しいです。

小角まや


1989年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。2010年よりひょっとこ乱舞作品に参加。アマヤドリに改名後、劇団員として活動。主な出演作はSPAC『黄金の馬車』、DULL-COLORED POP『演劇』、EPOCHMAN『みんなの宅配便』など。所属事務所はワンダー・プロダクション。

Twitter @cocadomaya

アマヤドリ

2001年に「ひょっとこ乱舞」として結成。2012年に「アマヤドリ」へと改称。広田淳一によるオリジナル戯曲を中心に、現代口語から散文詩まで扱う「変幻自在の劇言語」と、クラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も節操なく取り入れた「自由自在の身体性」を両輪として活動。リズムとスピード、論理と情熱、悪意とアイロニー、とか、そういったものを縦横に駆使して、「秩序立てられたカオス」としての舞台表現を追求している。

【次回公演】

アマヤドリ新作二本立て・ロングラン公演『青いポスト』/『崩れる』
■日程:2017年11月4日〜12月3日
■場所:王子小劇場

『青いポスト』/『崩れる』公演詳細ページ
 http://amayadori.co.jp/archives/9994


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