第一回「演カツ!」で劇団とマッチングした役者さんに取材してみた!【ひらたさおり】

こんにちは、演劇人サポート活動団体 RRPL@りろぷら、主宰のひらた さおりです。団体名は長いのでりろぷらって覚えてくださいね。

その名の通り、演劇人をサポートする活動をしておりまして、具体的には劇団×役者(制作スタッフ等含む)のマッチングイベントなどを開催しています。(第二回「演カツ!」からはマッチング交流イベントと呼んでいます。)

さて、しばいのまちでは、過去に実施したイベントについて記事を書いてきました。9月25日には第二回「演カツ!」を控えております。

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2017.09.17

そこで今回は前回の第一回「演カツ!」で、見事、「劇団 暴君ハヤブサ’69」とのマッチングを果たし、8月に北池袋新生館シアターにて公演が行われた「夏の夜の夢のような夢の夜」に出演された、田邊さとみさんに取材をさせていただきました。

第二回「演カツ!」に行こうかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

ちなみに、劇団 暴君ハヤブサ’69は田邊さん以外にも3名の役者が「演カツ!」をキッカケに公演に出演してくれたとのことです。

前回の記事で、「演カツ!」では完全にマッチングするところまではサポートできないのが現状、と書きましたが、これだけマッチングしているのは本当にすごい嬉しいです!

田邊さとみ

1994年東京都出身。2013年~2014年 高校卒業後に渡英、Cambridge School of Visual & Performing Artsにて1年間演劇の基礎を学ぶ。帰国後、大学に通いつつ2017年から俳優として活動を開始。ジャンル、規模を問わず様々な作品に出演。
Twitter:@stmtnb

田邊さんが「演カツ!」に参加した理由

田邊さんは、大学に通いながら舞台で活動している役者さんです。

「演カツ!」に参加することを決めたとき、田邊さんはとにかく色々な人と関わり、お金にならなくても良いので、新しい人と出会って人脈を広げ、何かしら舞台に出演しなきゃ!と思っていたそうです。

そこで、「演カツ!」の話を聞き、

・自分のまだ知らない演劇団体や関係者を知ること
・次回出演作品(につながる機会)を探すこと

を目的に、参加を決めたとのことでした。

「演カツ!」に参加してみて

実際、「演カツ!」は田邊さんにとってたくさんの出会いやきっかけをもたらすことに成功したようです。

7つの団体が行う、あえて内容などに制限を設けないプレゼンテーションは、各団体のカラーを知ることができ、分科会は、各ブースで話をする時間が10分程と短かったのが、話すことがなく手持ち無沙汰になることがなかったのでかえって好印象だったそうです。

詳しく聞きたければそれぞれがその後の自由時間や、メールなどで聞けばよいので、イベントとして時間をとるのは少し短いくらいが丁度よかったとのことでした。

また、配布資料で各団体の概要をまとめてくれていてよかった、という感想もいただきました。

正直なところ、事前に告知されていた参加団体の名前に、田邊さんが知っている有名な劇団はなかったものの、プレゼンや分科会で話を聞いてみるとしっかりと運営をしている団体があり、有意義に感じられたと言います。

今後、どんどん違う参加団体が参加していけば、たくさんの団体がそれぞれどのような活動をしているのか見ることができるので、今後も今回参加した団体とは違う団体が参加してくれればいいなと感じたそうです。

※第二回「演カツ!」は諸事情により現在毎回参加いただいている株式会社キャンパスアクター以外はすべて前回とは違う団体です!第一回に参加した人も是非来てみてくださいね!

田邊さとみさんへのインタビュー

ここまでは、田邊さんに「演カツ!」参加直後に頂いた感想をもとに記事を書いてきました。ここからは、実際の公演のあと、本人から直接聞いたお話を紹介していきたいと思います。

ー「夏の夜の夢のような夢の夜」お疲れさまでした!

田邊
ありがとうございます

ー公演はどうでしたか?

田邊
楽しくやらせていただきました!

ーまず、どうして暴君ハヤブサ’69に出演しようと思ったんですか?

田邊
演カツのときに初めて知った団体だったんですけど、プレゼンがすごくしっかりしていて、主宰の六川さんと個別にお話しさせていただいた時も団体の理念や役者に要求する負担など、かなり細かい部分まで詳細に話してくれたのが好印象でした。

それと、直近の次回公演のタイミングが割とすぐで、自分の予定とちょうどマッチしたのも大きな理由です。

ー実際の稽古がはじまってみてどうでしたか?

田邊
プレゼン・分科会の時は結構固めの印象を持っていたのですが、稽古の雰囲気はアットホームで楽しい感じでした。これまで経験してきたところが、厳しいところが多かったので、新鮮でした。

良い人達ばかりで、役者・主宰・演出の方、今まで触れ合ったことのない人と出会えたことが一番の収穫でした。

ああ、楽しくやっていいんだな~と思いましたし、主宰の六川さんが「本気の趣味で演劇やってます」と仰っていて、利益がすべてではなく、みんなで楽しんで作品を作る、というのも一つの考え方だと気づけた、とてもいい経験だったなぁと思っています。

田邊さんが演劇をする理由

そもそも、田邊さんが演劇をする理由はなんなのでしょう。

「演カツ!」は演劇未経験の方にも是非参加してもらいたいイベントなので、この辺もリサーチしてみようと聞いてみました。

ー少し「演カツ!」の話から逸れますが、田邊さんが演劇をする理由ってなんですか?演劇の好きなところはどこですか?

田邊
えーっと…舞台に立つのが楽しい…ですかね。

役を作り上げる過程もすごく楽しくて、例えば自分ではない役になってシーンを演じている時、自分が絶対に言わないようなことを言ったり、絶対にしないようなことをするじゃないですか。

それに、自分の周りには実際にいないようなキャラクターと関わって関係性を作っていくんですよね。そういうことをする中で、どうしてこの人はこんなことを言うんだろう、とかそういう色々なことを考えなくちゃいけないのがとても面白いです。

ーそうなんですね。

田邊
それから、舞台に立つたびに、もっと成長したくて、やめられないって思います。一番表現の手段として、自分に合っていると感じるんです。

表現の手段というと、アバウトかもしれませんが…なんだろう…大きい声を出して、舞台上で自分を表現するのが、好き、ですね…(笑)

ーなるほど…では、「夏の夜の夢のような夢の夜」で演じた、サキコさんについてはどう感じましたか?

田邊
そうですね、すごくやっていて気持ちのいい役でした(笑)最初に台本を読んだときから、すごく自分に似ているキャラクターだなと思ったんですよね。

配役をもらう前から、もしかして私この役かなって思ったりしていて。だから、最初はそれに甘んじて、普段の自分で演じていたんですけど、稽古を進めて役への理解が深まっていく内にやっぱり少し私とは違う人なんだということが分かってきて…自分にはない引き出しも作らなくちゃいけなくなって…興味深かったです。似てるようで、似てなくて…っていうのはすごく面白かったですね。

ー自分に似ているキャラクターを演じることで自分と向き合った感じでしょうか?

田邊
うーん…どうなんですかね(笑)あ、でも、今回サキコになるとき、眼鏡をかけたんですけど、私は普段コンタクトで、眼鏡をかけた自分が好きではなかったんですね。地味だな~まじめに見えるな~って…(笑)

ー(笑)カチッとしたイメージになりますよね。

田邊
舞台用に眼鏡を用意しようかとも思ったんですけど、結局自分が普段家で使っている眼鏡を使うことになって…そしたら、眼鏡をかけると、ある意味、普段人に見せない、飾っていない素の自分みたいなものが逆に出てきてしまって、これは大変だなと思いました(笑)

でも最終的に、周りからほめてもらうことも多くて、眼鏡をかけた自分が少し好きになれましたね。そういう意味で少し自分と向き合えたのかもしれません。

稽古のたびに発見があり、それを見た人と共有することで価値観が変わる、それが演劇の醍醐味なのかもしれません。

「演カツ!」と公演を終えて変わったこと

田邊
「演カツ!」に行こうと決めた当時と、実際の公演を終えた今とで価値観が変わった部分もあります。

ーおお!それはどのような部分ですか?

田邊
当初は、とにかくいろんな人に出会って人脈を広げて、お金をもらえなくてもなんでもいいから出演をしなきゃ!と思ってたんです。

でも、闇雲にやっていると、本当に劇団っていうのはたくさんあって…誤解を恐れずに言ってしまえば、「出るところは選んだ方がいい」と思うようになりました。

自分の目指すところを明確にして少しでもそれに近づけるような選び方をしていく必要があるんだなと…プロを目指すのであればそれを見据えるべきなんだなと。

ーなるほど。

田邊
前は、役者は選んでもらう立場だと思っていたんですけど、それだと目標を見失って、それこそずっと闇雲にやるだけになってしまうなと感じたんです。「演カツ!」では一日に7つの団体の情報を一度に得られるので、本当に有意義でした。

ただ、やはりプレゼン、分科会、そして実際のワークショップとやっていくうちに印象は変わります。しっかりと分科会などで遠慮せずに質問をして、どんな団体なのか積極的に把握をすることが、自分の成長のために大切だなと感じました。

劇団 暴君ハヤブサ’69に出演したことは本当に自分にとっていい経験になったと感じています。

ーそうですね。まさに「演カツ!」は普段選ばれる側の役者の方々に選ぶ体験をしてもらうという内容になっているので、田邊さんの意識とマッチしたのかもしれません。

まとめ

ー最後に「演カツ!」参加してよかったですか?

田邊
よかったです!プレゼンした団体はもちろん、参加者同士の交流も持てましたし、出演した劇団 暴君ハヤブサ’69のなかでもたくさんの良い人との出会いがありました。今後も続けていってほしいと思っています。

ーありがとうございます!

参加者からのこういった言葉たちが今後の糧になっています。

そして私達自身も、「演カツ!」は参加者に素敵な出会いを提供できる素敵なコンテンツだと自負しています。

まだまだ発展途上な部分も多いので、皆様からのご意見・ご感想をいただきながら、毎回、毎日、毎時、成長していきたいと思っております。

次回、第二回「演カツ!」は、9/25(月)17:00~20:00に開催されます!開場は30分前、16:30です。

参加費500円!7団体と知り合える機会としてはとってもお得になっていますので、ぜひぜひ、お越しください!

参加表明はこちらからできます。定員が50名となっておりますので、参加人数把握にご協力ください。
https://goo.gl/forms/mSSG0lmpe5emwp9d2

また置きチラシもまだまだ募集中です!
ご希望の方は
riropura1st@gmail.com
までお気軽にメールしてくださいませ。

ひらた さおり


2017年から演劇人サポート活動を開始。
「逆オーディション」改め「演カツ!」など、現在活動中の劇団や役者のこれからの活動に役立つ企画を考案、実施していこうと奮闘している。

役者としてなら動けるぽっちゃり系。出オチやいじられキャラに最適
Twitter:@alumi2um


第二回しばいのまちオフ会開催!



10/28(土)13:00〜開催!