演劇をやるうえでの「友人」と「仲間」について【スカイシアタープロジェクト・四方田直樹】

スカイシアタープロジェクト四方田です。

サラリーマンの劇団主宰、平凡で破天荒なんかじゃないんだけど芝居は死ぬまでやりたいんだよね。という感じのコラム6回目よろしくお願いします。

これまで42歳と言ってきましたが先日、誕生日を迎えまして43歳になりました。

今回は「友人と仲間」についてお話させていただきたいと思います。

友人と立ち上げる劇団について

唐突に余談から始めさせていただきたいと思いますがワンピースってマンガありますでしょう?「海賊王に俺はなる!」っていうあれ。

あのマンガの面白い点の一つってエピソードを重ねて行く過程で仲間が徐々に増えて行くところだと思っているのですが、敵として登場し後に主人公とも共闘する人気キャラ、ボン・クレーは今後「仲間」に加わると思います?私は加わらないんじゃないかと思っています。

理由は彼(オカマキャラなので彼女?)は「ダチ(友人)」だから。

小劇場の劇団は元をたどればサークルや養成所などの友人たちを募って旗揚げされたケースが多いのではないでしょうか。全員が元々友人、ではないにしても一人も友人がいない状況でスタートしました、という劇団は少ないのではないかと思います。

遠慮なく意見を言い合えますし、お金の負担も分かちやすかったりと利点も多いですが、それよりなにより「気の合うダチと一緒に劇団を大きくしていく」ことは劇団立ち上げ初期の大きな動機の一つだと思います。そういう有名劇団もありますし、自分も憧れました。

「友人」と「仲間」の違い

ウチの劇団も大学の友人たちと立ち上げた劇団でしたが、現在は出演者、スタッフ共にもともと友人であったメンバーは残っていません。

すべて演劇を始めてから出会った仲間とお芝居を作っています。長く続けて行くなかで就職したり、家族を持ったりと一人、また一人と初期メンバーが抜けて行き数年前に現在の体制となりました。

こういう流れになったのは「俺の目標はこれなんだ。俺と一緒に演劇を続けて行けば絶対に面白い人生になる。君の人生の目的をまげてでも俺について来てくれ」というほどの明確な意思も成果も示せなかったからなかぁと今は思っています。

旗をかかげられなかった。かかげてたとしても貧弱な旗しかかかげられなかっために友人達はそれを目標とはできなかったのでしょうね。

今も大きな旗をかかげているとは言えませんがコラムの冒頭にもあげている「平凡で破天荒なんかじゃないんだけど芝居は死ぬまでやりたいんだよね」と表明しているため、「一生芝居に関わって行きたいしもっと売れたい」とか「仕事もやりつつ一生芝居に関わって行きたい」など、まったく同じでないにしても向きはいっしょだよね、という仲間が集ってきてくれています。

一緒に出来たらいいなと思いつつも「仲間」になれていない人の中には「もっと大きな旗じゃないと俺は一緒にはやれない」という人もいれば、逆に「四方田さんの振る旗には近寄りがたい」という人もいます。

振っている旗と大きく異なる場所にいる人とは良かれ悪かれ一緒にはできないものだと思います。

もしも現状に満足できなくなったら

あなたがもし「友人」と芝居を続けていて、でも現状に満足していないのだとしたら関係を見直す時期に来ているのかもしれません。もっとあなたに合う旗の元に集ったほうがストレスが少なくなるかもしれませんよ?

ケンカの末「アイツにはもう二度と顔向け出来ない」と、たもとをわかつことになっても、長く演劇を続けていると再会できることが案外あるものです。

ある時ふとチラシに目がとまったのか、もう会えないよな〜、と思っていた知人がふらっと公演を見に来てくれたりします。

思い出したくない思い出がふいに反転し、懐かしい思い出に変わるようなこともあったりします。情けない話なんですが続けてきてよかったなとしみじみ思ったりします(年寄りですね)。

まとめ

今回は、自分のレベルと大きくかけ離れた人は仲間に加わらないものですね。友人と初めた劇団を維持して行くのも一つの才能だと思いますよ。長く続けてると意外な再会もあり、面白いものですよ。

というような話でした。

さて、次回も「仲間」についてのお話をさせていただけたらと思っております。

意外な再会もあると今回は書きましたが、二度と会えない人たちもいます。

死に別れです。

「案外多いです。演劇仲間との死別」という感じで書かせていただこうかと思います。

お付き合い頂きましてありがとうございました。

四方田直樹

スカイシアタープロジェクト主宰・脚本家。日常を舞台としたストレートプレイを主な作風とする。ぶっきらぼうにあこがれる。お仕事などなにかありましたら劇団サイトの連絡先まで。ぜひ。

四方田直樹(スカイシアタープロジェクト)記事一覧

2017.05.30

スカイシアタープロジェクト

劇団公式サイト:https://skytheater-official.jimdo.com
劇団Twitter:@SkyTheaterP

公演情報1

四方田の劇団の本公演です。

Sky Theater PROJECT 第15回公演
「50ans,j’yvais!(サンコントン ジヴェ!)
    50歳の私が20代の彼と結婚する方法」

10703885 – bride and groom

日時:2017/11/7-12
会場:池袋 シアターグリーン BASE THEATER
公演詳細→https://skytheater-official.jimdo.com

公演情報2

短編リーディング公演に参加します。

キミハドコニイル第一回公演
「始まりの扉」

日時:2017/9/14-18
会場:阿佐ヶ谷 シアターシャイン
公演詳細→http://scenario.episode.jp/kimidoko/

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