【PR】タクシー運転手をしながら演劇を続けるという選択肢もアリじゃない?!

こんにちは。町長の加藤です。

突然のご報告ですが、私加藤エンは2017年1月に就職をしました。といっても役者はもちろん辞めてませんよ!

僕は日本大学芸術学部を出て、バイトを転々としながらお芝居に出てたんですが、縁があって今は舞台の床材を卸す会社で働いています。毎日パンチカーペットやリノリウムを劇場に届けてます。

この辺りはどこかで別記事で皆さんにお話ししようと思っていますが、そういった経験を経て「仕事しながら演劇を続けるってもっと選択肢として広まってもいいんじゃないのか」とも思っています。

そんな矢先「演劇や夢を追っている人にこそ、やって欲しい仕事がある」という熱い想いをもった方にお会いしたので、今回は仕事場までお話を聞きに行ってました!

株式会社グリーンキャブへ

というわけで、今日はタクシー会社のグリーンキャブにやってきました。

■社名/株式会社グリーンキャブ
■創業/昭和27年9月
■資本金/1億3290万円
■売上高/191億2993万円(平成26年)
■社員数/約3600名
■事業内容/旅客自動車運送事業
■勤務地/東京都内各営業所

お話を伺ったのがグリーンキャブの人事・採用担当の大野さん。柔らかな物腰の方です。

自身もかつては劇団に所属し、バイト、演劇、バイトとハードワークをしていた経験があるそう。4年前にグリーンキャブに入社

タクシー運転手という仕事について

加藤
しばいのまちの町長、加藤です。今日は宜しくお願い致します。
大野さん
グリーンキャブの大野です。宜しくお願いします。

私、しゃべるの苦手ですけど、大丈夫ですか?(笑)。

加藤
全然、大丈夫です!今日はタクシー運転手という仕事について色々教えて頂ければと思ってます。特にどんな人に合っている仕事なのか、本当のところはどうなのかって部分を聞かせてもらいたいです。

そもそもなんですが、タクシー運転手の仕事ってどんな内容なんですか?

大野さん
そうですね、ざっくりというとこの写真が1日の流れです

タクシー運転手の仕事内容

加藤
ふむふむ。
大野さん
24時間勤務で翌日の朝まで働きます。出勤した翌日は「明け」と呼んでいて、だいたい皆さん午前眠って、午後活動されている方が多いですよ。

この1回の出勤を「1出番」という風に呼びます。

※図で言うとこんな感じ

1回の勤務=1出番

大野さん
今回は月に8出番から働けて、歩合給という前提はありますが大体月20万位稼げる「芸能8出番」という勤務形態を、演劇をやっている人や、夢を追って頑張っている人達に選択肢の1つとして知ってもらいたいと思っているんですね。

8出番だと月の半分は自分のために自由に使える計算になりますし、明けの日の午後も合わせたら月の2/3は自由に使えることになります。

加藤
月の2/3が自由で20万ですか?僕アルバイト時代そんな稼げた事無いです・・
大野さん
そうですね。演劇やっている人や、自分でやりたいことがある人、趣味などを優先する人にとても合ってる仕事だと思っています。

実際に私も昔劇団に所属してましたが、その頃にこの仕事を知っていたらもっと活動しやすかったなと、本当に思ってるんです。

芸能8出番を広めようと思ったキッカケ

加藤
なんでこの働き方を推していこうという風に思ったんですか?
大野さん
もちろん、人事の仕事として、もっと採用する人を増やしたいというのが前提にありました。特に自分の関わりのある人達とか経験を活かして何かできないかなぁとぼんやりは考えていたんです。

タクシーは接客業なので、そもそも演劇やっている人は接客得意な人が多いから、向いてるんじゃないかなとはずっと思ってました。

それで最近、かつての演劇仲間に会って仕事の話をしたんですね。

そしたら「今のアルバイトよりもすごく条件が良い。やりたい!」と言った反応をもらったんです。

大野さん
先ほど言ったように、他の仕事に比べると自由な時間が多いですし、稼ぎもアルバイトより断然稼げます。シフトもかなり融通が効くのて、これはもっとそういう人向けにアピールしていって良いんじゃないかと思ったのがキッカケです。
加藤
僕も、いくつもバイトを掛け持ちして、それでも全然稼ぎにならなくて。時にはシフトの問題でクビにもなってきたので、今すごく惹かれちゃってます。
大野さん
私も劇団に所属して演劇活動してた頃はそうだったんですが、演劇している人ってカツカツで生活している人が多いじゃないですか。

公演前後はシフトに入れなかったりして、必然稼ぎは無くなるし、比較的自由な日雇いのバイトは稼ぎもそこまでなかったりとか。

加藤
ついこの間まで夜勤で働いてましたけど、結構きつかったですねぇ。
大野さん
私もビデオ屋とファーストフードの掛け持ちをしてました。夜と朝は働いて帰ってきて昼間はのこぎりで道具作ったりしてという日々でしたね。

朝のコンビ二で数時間働いて、劇場行って仕込みして、とかもしてました。当時は結構きつかったです(笑)。

自分自身もそういう大変な思いをして活動していたからこそ、多くの人にタクシー運転手という選択肢も知ってもらって、応援したいなという想いがあるんです。

加藤
就職したばかりですけど、転職を考え始めました(笑)。

もうちょい聞きたいホントのところ

加藤
すごく良いなとも思うんですが、ちょっと心配なこともあって。もちろん仕事なので、大変なこともあると思うんですけど、どんなところが大変ですか?
大野さん
そうですね。20時間近く運転するので、まず仕事するにあたっては運転に抵抗が無いかが大事になってくるかと思います。

運転は集中力をかなり使いますし、座りっぱなしで腰を痛めたりとかもあります。正直、運動不足で太る人もいます(笑)。

この働き方に慣れるには、皆大体2週間くらいかかりますね。

トラブルや防犯について

加藤
あとはタクシーってお客と密室に二人きりにもなるじゃないですか?なんか、怖いこととか無いかなって思うんですけど。
大野さん
それは実はよく聞かれる質問なんですよ。

最近20代とかの若い人もタクシー業界に入ってきていて、新卒の採用とかも増えています。そこで親御さんとかがよく聞いてきますね。

結論から言うと今のシステムであればほとんど大丈夫とお伝えしています。

加藤
そうなんですか?
大野さん
タクシーってそもそも東京だけでも何万台という数が24時間稼働しているんですが、年間で起こる事件ってほんの数件なんですよね。メディアとかに取り上げられると、どうしても怖いイメージが先行しちゃいますけど。

ドライブレコーダーも付いていて映像は全て記録されています。これもかなりの抑止効果を発揮していて、ドライブレコーダーの導入後はお客様も見られている意識が働く様になってトラブルも減りました。

あとは銀行とかと一緒で、お客様から見えない位置にあるレバーを引っ張ると、無線室と警察に自動で連絡が行く仕組みになっています。

加藤
銀行強盗とかが来たら職員がこっそり押すやつですね!
大野さん
そうです。レバーを引いたら、行灯がビカビカ光り出して、「空車」という表示のプレートが「SOS」に変わって外から見たらトラブルが発生していることがすぐに分かる様になってます。

タクシーは四六時中あちこちを走っているので、周りのタクシーもすぐに反応して、対応してくれる様になっています。

加藤
へぇー面白い!そういう風になっているんですね。

歩合給って稼げるか心配だけど・・・

加藤
あと、歩合給ですよね。僕、昔していたバイトで時給から歩合給に変わった途端、給与が数万下がった経験があるんです。

僕自身の実力の無さもあったかと思うのですが、歩合って実力ないと全然給与が貰えなくなって、怖いなって思ってるんですけど、そこら辺てどうなんですかね?

大野さん
なるほど。それでいうと、余程なことが無い限り全然稼げないということは無いと思いますし、過去の実績から言えば、普通に走っていれば、新人でも大体8出番で20万くらいは稼げるようになります。

この「歩合で月8出番でも20万稼げる」ってのは、実は東京のタクシーだから出来ることでもあります。

地方ではちょっと話が違うんですが、東京は殆どのタクシーが「流し」と呼ばれる突発的に利用したい方を乗せるタクシーなんです。

新人に研修をさせると、交差点の度にタクシーに乗りたいお客様を見つけるので皆驚きますよ。それくらい乗りたい人がたくさんいるのが東京なんです。

加藤
なるほど、求めている人がたくさんいるから歩合でもある程度の売上(給与)は見込めるんですね。
大野さん
かつ効率良くお客様を乗せることをだんだんと覚えていけば、もちろん給与は増やすことが可能です。新人で1年目の人でもゲームの攻略感覚で、効率的に稼いでいる人もいますよ。

なんでこんなにシフトが融通効くんですか?

加藤
あとは「役者やってます」って言うとバイトの面接で落ちたりとか、シフトの融通が効かなくてケンカになって辞めたりもしてきたんですが、なんでこんなに休みがあったり自由なシフトが効いたりするんですか?
大野さん
タクシーの仕事は前提として楽な仕事では無いですよね。1日運転しっぱなしだからもちろん疲れます。「大変な仕事だから、しっかりと休みを取りましょう」というのが前提にあるんですね。そしてそれに見合った給与をもらいましょう、と。

うちで言うと「月の前半働いて、後半から翌月の前半は稽古・本番にに集中して、翌月の後半は働く」とか、「公演も稽古もない暇な期間はガッツリ働く」とか自由に選べます。

※働き方の例

例えばこんなシフトの組み方も可能

加藤
ちなみに、本番も稽古もない期間で結構暇になっちゃうことが僕もあったんですけど、そういう時って最大どれくらい働いていいんですか?
大野さん
そういう時は柔軟に勤務日数を増やせます。最大月13出番までは働けて、12出番出れば大体月に40万位は稼げます。
加藤
それは嬉しいですね。

経験ない人でも本当に大丈夫なのか?

加藤
未経験からでも大丈夫なんですか?
大野さん
はい。未経験でも全然問題無いです。ただ免許を取得して3年以上経過していないとタクシーの運転手にはなれません
※タクシー運転手には二種免許取得が必須であり、取得には普通免許所持3年以上経過が条件です。
大野さん
だいたい1ヶ月くらいで二種免許取得に向けた勉強や研修を終えて、そこから路上で実際に走る研修もして、2ヶ月を過ぎた頃からは1人で走れる様になります。

研修期間もきちんと給与は支払われます

加藤
試験とかもあるんですよね。僕、試験と名がつくもので得意なものがないんですが・・・
大野さん
そうですねぇ。一番は地理試験が壁になると思います。

道にちょっと詳しいという人が、今持っている知識で受けてみてもまず受からないです。

加藤
結構難しいんですか?
大野さん
正直、難しいです。

交差点の名前や通りの名前、施設の名前を覚えなきゃいけないんですよね。しかもそれを座学で勉強せざる得ないので、ここが一番大変ですね。

ただ東京に来たばかりの人でも、勉強してちゃんと受かっているので、しっかり勉強すれば受かりますよ。

加藤
あと、僕の経験で「身体で覚えろ」みたいな、全然教えてもくれない仕事場も過去にあったりしたんですが。

というか今の仕事も結構そうなんで、どこでもそうなのかなとか思ったりしてて。そういう環境とかって実際どうなんですか?

大野さん
うちは営業所に配属する前に、まず私がいる研修部門に配属してもらって、慣れるまでは一緒に車に乗ったりして、仕事についてはかなり丁寧に教えます。

一人前になるまではちゃんと会社が責任をもって目をかけるというのを大切にしています。

合わないかもしれない人

加藤
どんな仕事も向き不向きはあるかと思うんですが、この仕事が合わないかもなぁって人とかもいますよね?
大野さん
そうですねぇ。接客業なので、人と関わるのが苦手な人は向いてないかもしれないですね。

色々なお客様を乗せるので、時にはやはり気難しい方がいたりとか。そういうお客様を乗せた時でも切り替えて次に向かえるマインドも必要かもしれないですね。

加藤
あとは見た目とかも自由ではないですよね?
大野さん
そうですね。もしかしたら人によってはそこが一番ネックかもしれません。

そこまで細かい規定は無いですが、黒髪で清潔な見た目が前提です。金髪とかヒゲはNGです。ピアスは勤務中外していれば、穴が開いてるのはOKです。

加藤
役柄でそういう見た目が必須な場合は、工夫が必要かもですね。僕なんか数日あればヒゲはびっしり生えるから余り気にしなくても良さそうですが。

2日もあればヒゲが顔を覆い尽くします

女性はどうなの?

加藤
ちなみに女性の運転手さん、特に若い方っているんですか?
大野さん
タクシー業界では増えてきてますが、正直うちではまだまだ少ないです。まだ数人程度で、20代だと1名だけです。

運転は男女別に関係無いですし、力も関係ないですから、女性も問題なく出来る仕事ではあると考えています。

辞める人について

加藤
言いにくいかもですが、すぐに辞める人もけっこういるんですか?
大野さん
それほど多くないですよ。でも3ヶ月くらいやって辞めちゃう人とかは正直います。接客業がそもそも合わない人とかはやっぱりすぐ辞めちゃいますね。逆に1年続いた人っていうのは、ほぼ辞めないです。

先ほど話したように、自由な時間も稼ぎもあって、定年も残業という概念も無いので、合う人はずっとやり続けます。

事情があって辞めたとしても、うちは出戻りも全然問題なく受け入れてますよ。

加藤
なるほど。タクシー運転手という仕事についてとても良く理解できました!ありがとうございました!

最後に読者に向けて、メッセージ等があればどうぞ。

大野さん
やりたいことと収入を得るというのを両立させるのに、ここまで適した仕事は他になかなか無いなと思っています。それに楽しくてやりがいもある仕事なので、ぜひこの働き方をもっと多くの人に知ってもらいたいなと思います。

興味がある方は一年中募集をしているので、ぜひ気軽に応募して下さい!

社内散歩

インタビューのあと、社内を見学させてもらいました。

研修で使う部屋

印象的だったのが、運転手の皆さんがすごく明るく挨拶してくれたことでした。社内の雰囲気がとても良かったです。

大野さん曰く、運転手同士のコミュニケーションも活発だし、そもそもタクシー運転手は接客のプロなので、良い人が多いとのことでした。

街中で見かけるグリーンキャブタクシーと加藤

まとめ

今回は「仕事をしながら夢を追う選択肢の1つ」として、タクシー運転手という仕事についてグリーンキャブの大野さんに教えてもらいました。

僕の感想としては下記の様に感じました。

良いなと思った点

  • 少ない勤務数でしっかり稼げる。
  • シフトもかなり自由(個人的にはここが一番惹かれました)
  • 会社の雰囲気が良い(社内を歩いて実感)
  • 研修や会社のフォロー体制などが未経験者にも安心

人によっては難しい部分かもと思った点

  • それなりに大変な仕事(20時間近く運転するのは慣れるまで大変)
  • 免許取得3年経ってない人はすぐには選択肢に入らない仕事
  • 見た目を自由にしたい人には合わない
  • 接客が苦手な人には向かない

人事である大野さん自身も劇団出身で、演劇人の悩みや心情をとてもよく理解しているのも感じました。

しっかりと収入を得ながら演劇を続けたい人、あるいは今ストレスフルな働き方をしている人、いくつもアルバイトの掛け持ちをして疲弊している人などは、選択肢の1つとして検討しても良いかもしれません。

1年を通して、新規採用募集は行っているとのことなので気になった方、やってみたいなと思った方は下記ページから応募してみてください。


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