主宰が演出をやらなくなって、制作責任者をやるようになった話_その3【スカイシアタープロジェクト・四方田直樹】

スカイシアタープロジェクト四方田です。
42歳、サラリーマンの劇団主宰、平凡で破天荒なんかじゃないんだけど芝居は死ぬまでやりたいんだよね。という感じのコラム5回目よろしくお願いします。

前回は、制作の仕事は多岐に渡るが、ざっくりとおもな仕事は2つに別れると思う。それは、

1)「公演の方向性を決めるプロデューサー的な仕事」と
2)「受付など公演中の当日の運営の責任者的な仕事」だと思う。

と、いう話のうちの1)について書かせていただきました。

今回は2)についてお話しさせていただきたいと思います。今回もお菓子でもたべながら気楽に読んでください。

受付など公演中の当日の運営の責任者的な仕事について

制作の仕事の中でも、こちらは内容をイメージしやすい仕事かと思います。

予約、来場者数を把握し、受付でのお代をいただき、チケットをお渡ししたりする票券管理とカウンター業務。客席作り、劇場内へお客様の誘導、終演後の送り出しなどの場内整理。などがおもな仕事でしょうか。

当日運営は言い訳のきかない大事な仕事

来場のお客様と直接に接し、代金を正しくいただく、公演の顔となる仕事です。故に言い訳のきかない仕事だと思っています。

お一人様3,000円以上のチケット代をいただいておいて「サラリーマンが主宰をやっている劇団なので接客はおおめに見てよ」などとはとても言えません。

接客が本業で無いにしても最大限の誠意を持ってことにあたるべき仕事だと思っております。

お金を払ってプロに請け負ってもらおう

その誠意ってなんだろう?と考えて思いいたったウチの劇団の(今のところの)回答は「演劇の当日運営を仕事にしている方にお金を払って仕事として請け負ってもらおう」でした。

現在、この当日運営の仕事は外注しています。

肩すかしな回答ですみませんが、こうすることが私も、お客様もストレスが少なく済むと思いましたし、実際そうなりました。

制作の仕事の1)公演の方向性を決めるプロデューサー的な仕事は、前回、仕事が多岐にわたるため誰かに振りにくい反面、少しずつスキルを上げて行くのが楽しい仕事、と書きましたが当日運営の仕事は最初から一定のスキルを求められるが業務の大半が劇場内に収まっているため外注しやすい仕事だと思います。

多くの劇団がプロのスキルが必要なスタッフである舞台監督さん、照明さん、音響さんについては相応の代金を支払って外部のスタッフにお願いしていると思いますが、その中に当日運営さんも加えてもいいのではないか、とも思っています。

当日運営さんを雇う費用も含めて公演の予算を考えてみる。ということがもう少し一般的になってもいいのではと。そうすると「お金になる演劇に関わる仕事」が増えることになる訳ですし。

当日運営のプロの探し方

当日運営の外注に興味はありつつ、「そんなプロの当日運営さん、どうやって探すの?」と、思われた劇団関係者の方へ。

お芝居を観に行って受付や場内整理で素晴らしい対応を受けた際に、「この接客はスキルが高い」と感じたのなら、終演後に受付で「接客、とてもすばらしかったです。当日運営の外注はされていますか?」と直接聞いてみるのはどうでしょうか。

劇団の顔として一番、お客様と接しているスタッフさんですから、無下な対応をされることはないと思います。

まとめ

当日運営スタッフを集めるのに知人をたよって疲弊したり、ボランティア的に来てもらったスタッフ故に、満足な接客が出来ない、そんな状態であるならば、当日運営を外注するという手もありますよ。と、いうようなお話でした。

さて、これまでのコラムにも書かせていただきましたがで5年ほど公演が打てない時期があり、この公演が打てない時期を経て劇団のメンバーから友人が抜け、似た方向性を共有する仲間と公演を作って行く体制になりました。

ちょっと抽象的な話になるかもしれませんが次回は「友人と仲間」についてお話させていただけたらと思います。

お付き合い頂きましてありがとうございました。

四方田直樹

スカイシアタープロジェクト主宰・脚本家。日常を舞台としたストレートプレイを主な作風とする。ぶっきらぼうにあこがれる。お仕事などなにかありましたら劇団サイトの連絡先まで。ぜひ。

四方田直樹(スカイシアタープロジェクト)記事一覧

2017.05.30

スカイシアタープロジェクト

劇団公式サイト:https://skytheater-official.jimdo.com
劇団Twitter:@SkyTheaterP

その他

日本劇作家協会が開催しています、ドラマリーディング+ディスカッションの戯曲ブラッシュアップワークショップ「月いちリーディング」で7月の戯曲に四方田・作『エンゼルウィング・シングルウィングス』が選ばれています。

日程:2017年7月22日(土) 18:00 (21時頃の終了予定)
会場:座・高円寺 地下3階 けいこ場2
参加費:無料

詳細、参加のお申込みはこちらのサイトにて
http://www.jpwa.org/main/activity/reading-workshop/tokyo

戯曲を選出の役者さんに読んでいただき、その後、観客を交えてディスカッションするというワークショップです。
参加無料ですのでご興味ある方はぜひ。


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