主宰が演出をやらなくなって、制作責任者をやるようになった話_その2【スカイシアタープロジェクト・四方田直樹】

スカイシアタープロジェクト四方田です。
42歳、サラリーマンの劇団主宰、平凡で破天荒なんかじゃないんだけど芝居は死ぬまでやりたいんだよね。
という感じのコラム4回目よろしくお願いします。

余談ではじめさせていただきますが任天堂のファミリーコンピューター、いわゆるファミコンが発売されて今年で35年だとか。

ファミコンより年寄りです私。TVゲームの進歩と沿うように年をとってきた世代なもので、ゲームは好きなんですが芝居と生活を優先してしまうとなかなか腰を据えて没頭できない昨今です。

ゼルダの伝説の新作がかなり斬新で面白いそうで(オープンワールドって言うんですか?特定の攻略手順を追わず、世界を自由に探索できるそうで)いつか手が出せたらいいなと思っています。

※前回までの記事は下記から

四方田直樹(スカイシアタープロジェクト)記事一覧

2017.05.30

主宰が制作をするメリット

主宰の私が脚本・演出のうち演出をやらなくなって、制作をやるようになった話の続き、「主宰が制作責任者をやることでメリットを感じる点」についてお話しさせていただきたいと思います。

唐突にゲームの話ではじめたのは後で例えに使うためですので覚えていてくださいますとありがたいです。

制作の仕事は多岐に渡ると思うのですが、ざっくりと主な仕事は2つに分かれると思います。

それは、「公演の方向性を決めるプロデューサー的な仕事」と「受付など公演中の当日の運営の責任者的な仕事」です。

1)プロデューサー的な仕事のことについて

劇場の決定から、公演スケジュールの決定、予算管理、キャスティング、チラシデザインの決定、ホームページ管理、稽古場所の決定、当日パンフレット作成、打ち上げ会場の決定などなど公演がつつがなく行われ幕をおろすために必要な大小様々なことを決めて行く仕事です。

多くのことは外注したり劇団員で分担してもらったりもしていますが、すべて制作責任者がOKを出さないと何もできません。

「それでいいよ」「それで進めて」と、判断する仕事でして、究極、割り振りをうまくやって、仕事を任せてしまえる人材がそろっているならば「それでいいよ、あとはよろしく」と指示をすることだけのポジションです。(な、わけですが、実際には夜なべして当日パンフを編集したりと、それには遠く及ばない現状です)。

主宰が制作だと責任のひも付けがシンプル

この仕事を主宰がやる一番のメリットは責任の紐付けがシンプルになるということだと思っています。

ウチの劇団はお金の工面、赤字の補填も私がやっていますのでおろそかに仕事していると公演終了後すべて私に跳ね返ってきます。必死にならざるを得ません。

また、客演の役者さんも多く、毎回初参加の役者さんもいらっしゃるため、誰が決定権を持っているのかというのも主宰が制作責任者だと話が早く、「なぜこの人の言うことを聞かなきゃならないの?」みたいな単純な(しかし、不穏な空気になる)ボタンの掛け違いも少ないのではないかと思っています。

前向きなメリットとして「話が早い」というのもあるかなと思います。

たとえば、なにかチケットの早期購入特典をつけたい場合「早期購入特典企画をやってもいいか?」ではなく「やるんだけど何が良い?」から議論を始められます。

場合によっては「番外編ドラマCDをつけたいと思うんだけど作れると思う?」みたいな口火も可能です。上司のハンコをもらうために社内資料を作る手間をかけなくて良いわけです。

チャレンジがやりがいを生んでくれる

あれをやったら集客に結びつくのではないか?これを用意しておけば段取りがスムーズになるのではないか?思いつきを実行に移しトライアンドエラーでチャレンジして行くこと。これを続けて行くと大きなやりがいを感じるようになります。結果が伴えばなおさらです。

大枠でのルールはありつつも、思いつきを形に出来る。制作の仕事はオープンワールドのゲームに似ているなぁなどと思うわけです。

私も本職の制作さんに比べればまだまだいたらないところも多く、制作をしている気になっているだけかもしれませんが、レベルが低いからといってロールプレイングゲームの序盤がつまらないわけではないのと一緒かなと。

むしろレベルが上がって行くのが早くてむしろ楽しい時期なのかもしれません。

まとめ

そうはいってもゲームと違って演劇はお客様のあるものですからそこはおろそかには出来ません。

ということで、2)当日運営のお話ですね。

ここまでで一回にまとめたかったのですが長くなってしまいました。これは、次回にさせていただきたいと思います。

制作は大変な割に見返りが少ない仕事というイメージですが決定権を持つことができるならば脚本や演出とは違う方向で「芝居を創作できる」仕事だと思いますよ。主宰がやれば話が早いですよ。というようなお話でした。

お付き合い頂きましてありがとうございました。

四方田直樹

スカイシアタープロジェクト主宰・脚本家。日常を舞台としたストレートプレイを主な作風とする。ぶっきらぼうにあこがれる。お仕事などなにかありましたら劇団サイトの連絡先まで。ぜひ。

四方田直樹(スカイシアタープロジェクト)記事一覧

2017.05.30

スカイシアタープロジェクト

劇団公式サイト:https://skytheater-official.jimdo.com
劇団Twitter:@SkyTheaterP

次回公演

※公演終了
脚本と作中のオリジナル曲の作詞を手がけました舞台が6月にあります。

空間製作社「音楽劇 ピアノのへや」
■公演期間:2017/6/14-19
■会場/下落合TACCS1179
■公演詳細→http://kuukanseisakusya.web.fc2.com/
■チケット予約はこちら(四方田扱い)→http://ticket.corich.jp/apply/82249/032/


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10/28(土)13:00〜開催!