肉汁無宿の小劇場銭ゲバ道 いっかいめ「観劇する中年、それは小劇場に残された金脈」

オッス!テアトル無宿だよ!

はじめまして、テアトル無宿だよ。

この度はしばいのまち町長加藤エンさんを脅してのご厚意により、小劇場界隈で何かと話題のしばいのまちに記事を寄稿する機会をいただけました。しばいのまちはロハで記事を書く奴隷が得られる、俺は自分のとこの宣伝ができる、win-winの関係ですね。

そんな感じで記事を書かせてかかせていただいてるのですが、誰だお前って方々も多いかと思うので軽い自己紹介をさせていただきますね。

大学から演劇を始めて2017年ではや10年目(ブランク期間込)となりますが、歴が長いだけで何も結実せずに今日に至る老害候補筆頭です。口癖は「昔はよかった」。

趣味は水タバコとガールズバーの店員を口説くこと。

あとはすごくお金に汚いです。

そうです。

俺はすごくお金に汚いんです。

昨今の小劇場は、脚本、映像、ブロマイドや各種グッズ等々アイドル崩れのようなバラエティに富んだ販売コンテンツに溢れています。

俺もいっちょ時流に乗って小金を儲けんべと7月の公演(※1)に向けて、物販作成作業をしていたんですが、先述したアレコレってそもそも見に来るお客さんがいないと売れないということに気付きました。大体、見たこともない小劇場の劇団のグッズなんて買う人いるわけないですよね。

何だかんだと変わった部分はありますが、今も昔もチケットを買って劇場に来てくれるお客さんが劇団にとっての一番の金づる原動力なのは変わり得ないということです。

(※1:テアトル無宿と肉汁サイドストーリーは7/26~30に阿佐ヶ谷シアターシャインで劇場公演を控えているよ。今のうちから有給申請の準備をしよう。)

太客についてリサーチしてみた

そういうわけで、小劇場の観劇ファンについてインターネットで検索すると、出るわ出るわ。

複数ステージみると役者がとちったの分かりますね。

演出やってる時の俺より台本覚えられるんじゃないですか。

富豪じゃん。

…。

すげえええええええええええええ!!

一部劇団にはこんなに熱狂的なファンがついてるんですね。

これはアイドル崩れなんかやない、正真正銘のアイドルや。前の文章に校正の時、取消線つけときますね。

なるほど、こういう太いお客様を抱き込めば劇団の公演も安泰、ひいては売り上げもウハウハでガールズバーの女の子にドリンクをケチったりしない豪気な客としてちやほやしてもらえるわけです。

俺も勝ちまくりモテまくりたい!

観劇おじさん、おばさんという存在

そもそも、わざわざ小劇場で観劇し、俺たちのような道楽者にお金を施してくれる人たちはどんな人なのか。

アラブの石油王とかそういう人が戯れにバブルを演出しているだけなのか、小劇場事情通の人に探りを入れてみました。

観劇、おじ…おば…?

すっごーい!

はぇ~。なるほど、劇団における座敷童みたいなものなんですね。

観劇おじさんやおばさんに気に入られると、俺の鼻ほじりながら書いた台本も飛ぶように売れるかもしれない。そしたらもう金刷ってるのと同じですね!

でも、そういう方々ってどうやったら俺の芝居を見てくれて気に入って全通してくれるのか…。

…。

じゃあ、直接聞いてみよ。

観劇おばさんに話を聞いてみた

某日都内某所

テアトル無宿
こんにちは。観劇おばさんですか?
観劇おばさん
…はい、まあ。
テアトル無宿
今日は急なお呼び立てにも関わらず応じていただいてありがとうございます。俺らも銭稼げるように知恵を貸してください!

小劇場を見始めたきっかけ

テアトル無宿
そもそも何がきっかけで小劇場なんてかび臭いところに通いだしたんですか。
観劇おばさん
元々ジャニオタなので、追っかけ文化に慣れ親しんでいたんです。当時、追っかけてた子がホール規模くらいの劇場で演劇をしていて、そこの公演を見て演劇って面白いなと思ったのがそもそものきっかけです。

公演を見ているうちに他の共演者の子の舞台もチェックして見に行きだすようになって、小劇場に通いだしたのはここ3年くらいですかね。

テアトル無宿
…やっぱり顔がいいやつは金になるんだなあ。

わざわざ小劇場に通う理由

テアトル無宿
でも、ジャニタレ並みの顔面レベルは無理ですよ! そんなウエンツみたいなイケメンを小劇場で見たことないです! みんな大体シュレックみたいな顔してます!
観劇おばさん
そういう派手な顔の俳優さんは好きじゃないんです。目元に色気があるような、酢顔の俳優さんが好みです。
テアトル無宿
複雑な性だ。
観劇おばさん
あとは応援の成果が直接感じられるのが小劇場の楽しいところかな。顔を覚えてくれて、終演後声をかけてくれたりとか。

小劇場の役者さんっていつ辞めちゃうかわからないじゃないですか。だからこそ今見ておかないと次は無いかもって気持ちでつい通っちゃう。

それで一公演毎に、その人の成長とかが見えるようになるとまた楽しくて。

テアトル無宿
なんかお母さんみたいですね。
観劇おばさん
保護者みたいな目線で見ているっていう部分はありますね。
テアトル無宿
俺も今年28歳だけど、実家帰ると何だかんだお母さんがお小遣いくれるしなあ。

観劇おばさんを味方につけるには

テアトル無宿
顔の作りはどうにもならんですが、世のシュレック顔でも努力くらいはできるように、熱心なファンを捕まえる心構え的なものを教えていただいてもいいですか。
観劇おばさん
さっきも言ったけど、小劇場は作り手とファンとの間にコミュニケーションが取りやすいのがいいところ。

今はみんなTwitterとかをしてるし、感想をふぁぼしたり、リプライをもらったりするだけで、ファンはすごく嬉しい。認知されてるなって思える。

逆に、学生演劇なんかを見に行ったときによくありがちなのが、ファンですって言うと引いちゃう子がいる。こういうのは勿体ないなって思う。

テアトル無宿
慣れてないって部分もあるんでしょうけど。基本的に小劇場の演劇人なんて素人に毛が生えたようなもんだし。
観劇おばさん
でも、規模感の違いはあっても、売れたくないって役者さんはいないでしょ。もっと、ファンを意識的に味方につける立ち回りをしないと。
テアトル無宿
学びがあります。ちなみに、これは個人的に気になることなんですけど、推しの役者に恋人がいますみたいなの分かっても気にならないもんですか。
観劇おばさん
私は気にならないけど、観劇友達の中には、好きな役者がTwitterで女優さんと仲良くリプライしてるのを見るとちょっと嫌な気持ちになるって人もいますね。
テアトル無宿
お母さんになっても女は捨てられないわけか。

ってか、色々聞いたんですけど、全部役者がどうこうですよね。僕は出演するタイプではないんですが…。

観劇おばさん
はい、私は役者が好きで通うタイプですね。演技してるとこを見るのも好きですけど。
テアトル無宿
俺、脚本と演出なんですけど…何か求めたいことって。
観劇おばさん
うーん、私は下品な言葉とか性的な描写が嫌いですね。
テアトル無宿
ダメじゃん。(※2)
(※2:テアトル無宿のライフハックは、古今東西のアパルトヘイトネタと下ネタを延々Twitterに投稿することなのだ。)

今日のまとめ

  • いわゆるイケメンじゃなくてもファンはつきうる
  • こまめなコミュニケーションがファン獲得の一歩
  • 品行方正にしてろ

まあ一回目から大収穫とまでは期待してなかったんですけど、思いの外テアトル無宿的取れ高は上がりませんでした。そもそも俺は出演しないし、大体インターネットでもリアルでもコミュニケーションはとりますが、余計なこと言って喧嘩しかしてないし。

特に三つ目、これは中々難しいです、生き甲斐なので。今後も好きなことをツイートしつつ、出演する女優へのセクハラはやめられません。演出家の特権です。

…おばさんがダメだっただけかもしれない。アイドルグループとか見てても業者かってほど、CDやグッズ買ってるオタクは男ってイメージあるし。

というわけで、次回は檀蜜似の肉汁サイドストーリーを観劇おじさんの下に送り込んで今度こそ金になる話を引っ張ってこようと思います。頼んだぞ。

テアトル無宿

2015年あたりから細々と活動開始。好きなことで小銭を稼ぐをモットーに昔取った杵柄で一先ずは演劇をしている。
現在構成員は2人(テアトル無宿とWebディレクター)。一緒に小銭を稼ぎたい一芸者募集中。
Twitter


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