どーも、おしょうです。
現在、1年間で180万稼ぐキャンペーン実施中でございます。
まあ、現状報告やらそれについての詳しい話は来月頭にするとして。
今回は自分が新たに始めた企画「出張ワークショップ無料キャンペーン」についてお話しします。
1年間で180万。つまり1月に15万ペースで稼がなければ、引退。そんな切羽詰った状況で、なぜこんなことをやろうと思ったのか。そこに至った経緯からお話しいたします。
前回の記事はコチラ→余命1年の芝居人〜演劇だけで食べていけるのか。収入を公開〜
「稼げるか、稼げないか」が基準になってしまっていた
4月頭に「余命1年」宣言をして、一番変わったのは自分の仕事を選ぶ基準でした。それは「稼げるか、稼げないか」。
企画を立ち上げる際、仕事を受ける際の判断基準が「稼げるか、稼げないか」になっていたのです。これは今までになかった視点でした。
この宣言をする前までは「やりたいか、やりたくないか」を基準にしていました。
お金のことを気にせず、ただそれが「やりたいか、やりたくないか」。
それが、具体的に稼がなければいけない数字が明らかになって以降、薄れていってしまったのです。
「稼げなくてもやりたいこと」は何か
そのこともあって、4月中旬まではかなり切羽詰っていました。
いつも何かに追われているような感じがして、自分でも不健康だったなと思います。
そのことに気付いてから、一度その考えを放棄して考えることにしてみました。
「そもそもお金が欲しくてこの仕事をやってるわけではない。じゃあお金がもらえなくてもやりたいこととは何だろうか」
そうして残ったのが「インプロワークショップ」だったのです。
より多くの人にインプロを広めるために
今まで、出張ワークショップには何度も行ったことがあるのですが、当然ながら講師料を頂いて行っていました。
その中でも、特に学生さんのサークルへ出向く際に、講師料がネックになる事例が何件かあったのです。
僕はその都度相談には乗っていたのですが、やはり自分の生活のことを考えると、思い切った妥協も出来ず、何件か話が飛んでしまったことがあったのです。
しかし、そもそも「インプロワークショップ」は「稼げなくてもやりたいこと」なのですから、お金が障害になってしまうのは元も子もない!
そう考えて、ただでさえハードルが高い出張ワークショップの講師料を(条件付きですが)無料にすることに至ったのです。
まとめ
この企画を始めてから、仕事には2種類あるなと感じるようになりました。
1つは「本当にやりたい仕事」、もう1つは「生きるための仕事」です。
去年まではそれがわかりやすく分かれていました(「生きるため」に高校で数学の非常勤をやっていました)。
これをイコールで結びたくて「芝居」という世界に絞ったのですが、残念ながらこの2つは「芝居」という狭い世界でまだ乖離しています。
ひょっとしたら、これは一生続いていく水と油のようなものなのかもしれません。
しかし、最後に辿り着く場所がどこだかわからない以上、立ち止まってもいられません。
余命1年。
これにビビってチマチマ延命対処をしていても仕方ない!
1年しかないと思って、やりたいことを思い切りやる!
残り345日!ひたすら前に進みます!!!
忍翔(おしょう)
インプロバイザー(即興役者)、インプロ(即興芝居)&演技指導、演出、俳優。
高校から演劇を始め、大学から奈良橋陽子が主宰を務めるMLSにて英語劇を始める。その後、国際的に活躍するインプロ指導者・今井純、アクターズスタジオ生涯会員・ボビー中西に師事し、インプロとマイズナーテクニックを学ぶ。20歳で日本初の学生インプロ団体「劇団しおむすび」を立ち上げ(現・プロデューサー兼指導)。
22歳で単独即興ライブ「O-SHOW」をスタート。24歳でイタリア・ミラノで行われたインプロの国際会議に参加し、インプロの国際組織「国際シアタースポーツ協会」のメンバーとなる。
現在は舞台の企画や指導を行う傍ら、表現者としては一人芝居の可能性を追求している。
WEBサイト
https://twitter.com/osho_jam
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