「女の子×コント」に秘めた魅力!:奇テ烈と彼女

「奇テ烈と彼女」というガールズコントユニットを主催・脚本しています。小山耕太郎と申します。1986年8月28日生まれの30歳男性でございます。

今回は、奇テ烈と彼女の立ち上げから旗揚げ公演への道や、公演で学んだことから第2回公演への想いを語らせていただきました。奇テ烈と彼女ってなんなんだ?というのと、女の子×コントの魅力をお伝えできればと思います。

奇テ烈と彼女

「女の子だって本気でコントがしたいんだ」そんな仮説を実証すべく、女性キャストだけで構成されたコントユニット。女の子×コントというシンプルかつ刺激的な材料を揃えた、本気のガールズコントユニットです。

小山耕太郎

高校卒業後、芸人を志し東京NSC11期生として吉本興業さんにお世話になりましたが、その後、家業を継ぐため地元静岡へ戻ることに。

中毒性抜群で大好物の「笑いをつくる事」がどうしてもやめられず、コントユニットモノスグランデを結成しチマチマと活動再開。ソロコント公演などを東京で行ったりなどしてましたが、昨年8月に「これだ!」とガールズコントユニット奇テ烈と彼女をグイッと立ち上げ。

コントへの想い

とにかく、喜怒哀楽すべての感情の先に笑いがあればいいなぁと思ってコントを作っています。どんな人でもコントで幸せになれますもんね。そんなこと言いつつも静岡県在住ながら思いつきひとつでこのユニットを企画してしまったので、多方面ご迷惑かけまくりですが、そこはみんなに甘えつつでその分愛を持ってコントをつくってます!みたいな事にしておかないと体裁が悪いのでそうしています。

女の子×コント

冒頭で「女の子だって本気でコントをしたいんだ」説の実証だなんて言ってますけど、発想の根本としては僕の好きなモノを組み合わせただけという所からスタートしています。

頑張る女の子と面白いコントをみていたい

僕は元々、私立恵比寿中学というアイドルグループが好きで、何かでヘコむたび彼女たちの曲に勇気付けられるという日々を繰り返していました。ヘコむ前にイヤホンの方をチラ見していた事もあると思います。

そんな中、昼間は私立恵比寿中学の曲を聴いてはニヤケ顔。夜な夜なコントを見てはニヤケ顔。そうなっている事に気がつきました。自然と僕はこの2つによって一日ニヤケ顔になっていたのです。一日署長の感じです。

僕は、頑張る女の子をずっと見ていたいし、面白いコントをずっと見ていたい。両方まとめてずっと見ていたい。もしかしたらみんなも気づいてないだけで、同じ気持ちなんじゃないか?と、すぐに立上げを決めました。だから、それを肯定する為の「女の子だって本気でコントをしたいんだ」という仮説なんです。

女の子にコントをしてもらうことで新しい価値観を生みたい

やるからには僕の考えるコントを女の子にやってもらうことで、新しい価値観が生まれる事が大前提なわけです。そうじゃなければ僕がコントをやればいいだけですから。

僕は、女の子同士が普段どんな会話をしてるか、女の子が共通して持っている知識などを調べませんし、そこは想像していません。全て「この世界でこういう状況にいる女の子だったら」というゼロからの構築で書くことにしています。そうする事で、そのコントの中に生きるキャラクターとして事実ができあがります。

これを男の子のキャラクターでストーリーやセリフの構築をしていくと、僕は男の子なので無意識でも男の子としての30年間が反映されてしまいます。

それはどうしてもゼロからの構築でなくなるので、現実世界の事実が少し混ざってしまいます。どうせなら、存在しない世界の存在しない状況に存在しない女の子をつくってみて、それを奇テ烈と彼女に憑依させたら、見た事ないような可愛くて面白い世界をみんなが覗けるようになると思うんです。

男はみんな女の子が好き

もう1つは超シンプルで、男はみんな女の子が好きじゃないですか。女の子も女の子が好きですよね。

好きなものを見る時って没入感があるので、非現実なコントの世界にすごく入りやすいという狙いです。女の子×コントには、こんな魅力があるのです。

ユニット立上げ

僕がこの企画を思いついた時にまず最初に相談したのが、ぬいぐるみハンター池亀三太さんです。以前からお付き合いがあり、「女の子のコントユニット作りませんか?」と昨年持ちかけたのです。

そしたら「面白そうですね!」なんて快くご返事をくださって。内心、よっしゃ!と思いました。上手くいきそうだ!って。実際オーディション開いたら5人くらいしか集まんなかったですけど。

そこは、池亀さんの裏工作で最終的にキャスト8名でのスタートとなりました。ちなみにこのオーディションに来てくれたのが、しばいのまちでコラムを書いている金渕琴音さん。面白くて頼れる子です。

旗揚げ公演での発見

たとえば、僕がウケると踏んだくだりよりも、女の子のガヤガヤしてるようなくだりがウケてましたね。

お客さんはボケそのもののクオリティよりも、女の子が楽しそうにあり得ない会話をしている空間自体を面白く感じてるんだなと知りました。ここには知らない世界を覗き見ているというワクワクも有るのかもしれません。

イメージ通りでは無い面白さ

こちらは嬉しい誤算でしたが、僕が考えたセリフなので、こういう言い方をすると面白いというのがなんとなく決まっているわけです。でも、キャストの女の子がそのセリフをしゃべった時に、全然イメージ通りになってないのにすごく面白かった事です。

「僕の中には存在しない言い方とテンションだけど面白い!」とゾワッとしました。こういう化学反応があると本当に奇テ烈と彼女をつくってよかったと思いますね。

「女の子×コント」への期待値は想像より低かった

「女の子×コント」への期待値が想像していたよりも低かったこともわかりました。終わってみれば、集客的に満足のいくものではなかったのです。これは少しばかりショックでした。

僕は女の子×コントなんて絶対みたい!って思ったからこそ立ち上げたんですけど、思いのほかそういう考えの人は多くないんだと知りました。

公演の宣伝や、奇テ烈と彼女がどんなユニットであるのかをあまり示せていなかったというのはありますが、もう少し「ガールズコントユニット」というものをお客様に届ける作業をしないといけないんだと思い知らされました。

あと、本当に舞台に関わる知識がなかったので「マチネ」がまずわかりませんでした。マチネ終わりで〜みたいな会話があったんですけど、とりあえず「マチネ、了解。」みたいな大掴みな返事をしてからGoogleですぐ調べました。旗揚げ公演最大の発見はマチネです。

想像を超える出来に感動した

コント自体は、正直なところここまでちゃんとコントが出来るとは思ってませんでした。みんな普段演劇をやってる子達だし、やっぱりコントの間ってありますし。

そう思いつつ客席から完成品みたら、なんかもう普通に笑っちゃって…楽屋にモニターがあったんですけど、僕の笑い声がガンガン入るからやめてくれとキャストに怒られましたね。怖かったです。

でもそんな怖いキャストと池亀さんの演出で、僕のコントはこんなモノに変わってゆくんだという感動は忘れもしません。思いつきで始まったガールズコントユニットがちゃんと動き出したっていう感動も。あと、お客さんが笑ってくれてる感動も。マチネを覚えた感動も。

発見と感動からの学び

僕自身、コントをどう面白くするかに思考を巡らせてましたけど、まず観にきていただけなければやってないのと一緒です。観てもらって初めて価値観に変わる。価値あるものの実証には、絶対的にお客様が必要なんだなぁと痛感しました。

僕にとって価値あるものをお客様が観たいとは限らず、お客様が面白いと感じるコントの中に、奇テ烈と彼女だけが出せる価値を入れ込まないといけなかったのです。

それに、キャストをもっと信じてあげること。

僕なんかについて来てくれてるのが、何よりの証拠でしたね。いや、ホントは池亀さんについていってるんですけど。兎にも角にも、無償の愛がたくさん必要。愛することを恥ずかしがっちゃダメ。

どうやら僕がやるべきことは「奇テ烈と彼女」と「お客様」を繋ぎ目わかんないくらい上手に繋げてあげる事なようです。

まとめ

奇テ烈と彼女は、とにかくお客さんを笑わせたいという願いに向かって走っています。なんか嫌なことがあったら、彼女たちを見てる時だけでもヘラヘラしてほしいんです。

最初に言った「喜怒哀楽すべての感情の先に笑いがあってほしい」という願いが事実になるように、僕が女の子とコントに助けてもらった事への恩返しのつもりで良い笑いをつくります。

ちなみに奇テ烈と彼女に所属という考え方はないので毎度客演なんですけど、3月18日から始まる奇テ烈と彼女第2回公演「その刹那、1/75」のキャストは旗揚げ公演のキャスト4名とオーディション組4名の計8名で行います。

また新しいコントユニットになりました!女の子とコントが好きな人はもちろん、そうでない人は不安と期待を抱えつつ観に来てもらえると嬉しいです。奇テ烈と彼女は、みんなの笑顔で笑顔になりますよ。

公演情報

第2回コント公演『その刹那、1/75』
日時:2017年3月18日〜20日
会場:新宿ゴールデン街劇場
予約・詳細:http://monosgrandek.wixsite.com/girlsconte