「新年会でアマヤドリ@下北沢をやってみて」アマヤドリ:小角まや〜アマヤドリ15周年公演「銀髪」特別企画〜

こんにちは!アマヤドリの小角まやです。
かれこれ7年くらい劇団員として活動しています。

2017年1月26日から本多劇場初進出の公演『銀髪』の上演を控えたアマヤドリですが、公演を盛り上げる一貫として、お客様を招いた新年会をやってみました!!!

その名も、

“新年会でアマヤドリ@下北沢”!

今日はですね、

⑴ なぜやろうと思ったのか
⑵ 具体的にどんな内容だったのか/こだわったところ
⑶ 実際にやってみてどうだったか

こんな流れで新年会の様子をレポートしたいと思います!

⑴なぜやろうと思ったのか

演劇の聖地、下北沢。そんな街にある本多劇場は、演劇に携わる多くの人にとって憧れの劇場です。

このたびアマヤドリもご縁があって初めて公演を打たせていただくことになり嬉しい反面、客席数が多い劇場なので、ちゃんと客席が埋まるのか怖い……、というのも正直なところです。

ガラガラの客席ってもちろん予算面でも厳しいですが、なによりおもしろいお芝居もおもしろくないと感じさせてしまう恐ろしい力があると思うんです。

そんなことにならないためにも、宣伝活動いつも以上に頑張りたい。いつも通りじゃだめだ!いつもと違うことしたい!

………と頭をひねっていて閃いたのがこの、“新年会”のアイデアでした。

本多劇場で上演する『銀髪』は、パニックを売り物にするベンチャー企業の話で、出演者も多く、テンション高い人たちが暴れまくるお祭り感のある作品です。新年会イベントは、そんな作品がのお祭り感とも結びつくと思いました。

 

⑵具体的にどんな内容だったのか/こだわったところ

どこでやるか

一番こだわったところとして、「下北沢でやる」という点です。

劇団内では、池袋にあるスタジオ空洞(アマヤドリが管理しています)でやるという意見も出ました。

でも私としては、本多劇場のある下北沢でやることで、足を運んでくださる方も主宰者である私達にも“あぁ、この街でお芝居を観るんだ(やるんだ)”という実感みたいなものを抱いてもらいたいという考えがありました。下北沢でやることでただのイベントではなく、公演を観に来るまで(やるまで)に繋がるストーリーが生まれるんじゃないかと思ったんです。

参加費の設定

参加費は入場料1000円+1フード+1ドリンクオーダーというリーズナブルな価格に設定しました。

始めは飲食代込みで3500円くらいのコース料理を出す飲み会を想定していたのですが、劇団内ではその価格設定に対して消極的な意見も多く、そのうちほとんどが「そんなに高い金額出して来るほど需要あるの?」というものでした。あとは「学生に3500円は高い」という意見もありました。

そんな様々な意見を受け、参加費は極力安く設定する、と決めました。しかし参加費を安く設定して問題になってくるのが、会場費です。

会場探し

会場の空飛ぶこぶたやさんには、下北の街を歩いていて偶然出会いました。

ネットでいくつか目星をつけ、コース料理が安い・会場費が安い、など条件を満たすお店を廻っていものの、お客様の参加費を1000円にまで下げられるような会場はなかなか見つかりませんでした。どこもコース料理2500円〜、とか会場費1時間1万円、とか。

後ほど説明しますが「2007年版『銀髪』コメンタリー付き上映」というのが内容に入っておりましたので、プロジェクターがあることも必須条件です。

いっそいつも通り空洞でやるか…、と諦めかけたところで目に入ったのが、「空飛ぶこぶたや」さんの看板でした。

勇気を出して入ってみると、隠れ家っぽい素敵な空間。なんと、プロジェクターで80年代歌謡曲の映像が流れているではありませんか!

駄目もとで店長さんに聞いてみたところ、「入場料のうち、1人あたり500円だけ納めてくれればいいですよ〜」とのこと!しかも、参加者が何人でも大丈夫ですよ、とのこと!まさか!

ってことで、即予約。素晴らしいお店と出会えたおかげで、リーズナブルな価格設定が可能になりました。やっぱり足を動かすって大切だと実感しました。

内容

行ったプログラムは以下の3つです。

①2007年版『銀髪』コメンタリー付き上映
②劇団員への質問コーナー!
③アマヤドリからのお年玉贈呈

目玉なのが、①2007年版『銀髪』コメンタリー付き上映。10年前の『銀髪』を観ながらやんややんや話して、作品により興味を持ってもらいたいという狙いでした。

せっかくだったら『銀髪』に縁あるゲストを招いて盛り上げたい!と思い、早速柿喰う客の玉置玲央さんにお願いしてみました。なんと玲央さん、2007年版の『銀髪』を劇場で5回も観てくれていたという情報をキャッチしたからです!

まさに本多劇場で、柿喰う客の本番真っ最中にも関わらず、ご参加くださると快くお返事をくださいました。本当に本当に有り難うございました……。

②劇団員への質問コーナー!は、お客様からのアイデアを受け、企画しました。

挙手制で質問することも考えましたが、ほとんどの方がお一人での参加。知らない人ばかりの場で挙手するのはハードルが高いと思い、紙を配布し質問を書いてもらうスタイルをとりました。イベントっぽくなるよう、○×で答えられる質問・自由に質問、と二枠設け、匿名での質問コーナーとなりました。

③アマヤドリからのお年玉は、新年っぽいという理由で入れました。実際にお年玉を贈呈するコーナーはお年玉のアイデアが出た時には想定しておらず後から思いついたものですが、当日かなりの盛り上がりをみせることとなりました。次は、実際にやってみてどうだったか?書いていきたいと思います。

⑶実際にやってみてどうだったか?


まずですね、ズバリ、やってよかった!

何人集まるかわからないと恐れていたのですが、満員の35人の方にお申し込みいただき、劇団員・玉置玲央さん・『銀髪』出演者も数名駆けつけてくれて、総勢50名超参加の熱気溢れる会となりました。

コメンタリー上映はゲストの玲央さんの「本多劇場での今月の公演に注目してもらいたい。柿喰う客で始まって、江古田のガールズ、そしてアマヤドリと続く。一緒に演劇を盛り上げていこう。」という熱い締めくくりの言葉に勇気っけられ、主宰・広田との裏話も多く飛び交い、お客様に『銀髪』にさらに興味を持って頂く機会になりました。

質問コーナーも予想以上に盛り上がり、匿名で質問できてその場で答えてもらえるってなかなかに刺激的なことだったんじゃないかと感じました。劇団員も、普段舞台の上だけでは見えないおのおのの素が垣間見え、いつも応援してくださるお客様により自分を知ってもらう良いきっかけになりました。


お年玉もですね、劇団員がたくさんお年玉を持ち寄ってくれまして、幼少時代の写真から、手作りだるま・おすすめ漫画・目を見つめながら踊りを披露・目覚ましボイス・劇団員のお母さんによる手作り帽子などなど、多岐に渡る内容でたくさんの笑いが生まれ、予想以上の盛り上がりでした。

お年玉はアマヤドリにまつわるものからまつわらないものまで、いろんな雰囲気のものを用意したのが良かったです。うまい棒・鰹節・軍手・ティッシュなどはずれっぽいものと、蜂蜜・コーヒー豆など貰ってそこそこ嬉しいんじゃないかというものから、アマヤドリ公演のチケットや過去公演のDVDなど高価なものもいくつか用意しました。

他にもやってよかったと感じた点は書ききれないくらいあるのですが、なにより、喜んでくれたことが一番の収穫でした。帰り際に沢山の方から「楽しかったよ」と声をかけてもらったり、Twitterに写真をあげてくださったり、連絡をいただいたり………。

まとめ

このイベントで本多劇場が満席になったりするわけでは決してありません。新年会に足をお運びくださったみなさまの多くは、すでにアマヤドリを知って応援してくれている方ばかり。

だから新年会の場でチケットが売れたり、なんてことは1枚もありません。ですが、実際に人が集まって楽しい時間を共有することで、「なんかアマヤドリ盛り上がってるぞ」「楽しいことやってそう」なんてお祭りっぽい雰囲気が、きっとどこか遠くにも届くんじゃないかと信じています。

素晴らしいゲスト・協力してくれる劇団員・司会のうまい劇団主宰・そしてあたたかいお店そして足を運んでくださる方々なくしてあり得ないイベントでしたが、「新年会」、おすすめです!

来年はどこの劇団がやるのかなぁ…、なんて今から楽しみに一年過ごしたいと思います!

小角まや


1989年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。2010年よりひょっとこ乱舞作品に参加。アマヤドリに改名後、劇団員として活動。主な出演作はSPAC『黄金の馬車』、DULL-COLORED POP『演劇』、EPOCHMAN『みんなの宅配便』など。所属事務所はワンダー・プロダクション。

Twitter @cocadomaya

アマヤドリ

2001年に「ひょっとこ乱舞」として結成。2012年に「アマヤドリ」へと改称。広田淳一によるオリジナル戯曲を中心に、現代口語から散文詩まで扱う「変幻自在の劇言語」と、クラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も節操なく取り入れた「自由自在の身体性」を両輪として活動。リズムとスピード、論理と情熱、悪意とアイロニー、とか、そういったものを縦横に駆使して、「秩序立てられたカオス」としての舞台表現を追求している。

【次回公演】

※公演終了
アマヤドリ本公演『銀髪』
■日程:2017年1月26日(木)〜31日(火)
■場所:本多劇場(下北沢)

「銀髪」公演詳細ページ
→  http://amayadori.co.jp/archives/8910

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