インプロバイザー(即興役者)のススメ〜その1〜

どーも、劇団しおむすびの主宰をしております、おしょうと申します。

平日昼は高校の数学講師。それ以外ではインプロバイザー(即興役者)として生きています。

今回は小劇場役者として生きる皆さんに新しい生き方を提示します。

それは「インプロバイザーとして生きる」ということです。どういうことなのか?見てみましょう!

インプロとは?インプロバイザーとは?

インプロとは即興芝居のことで、その場で演じながらストーリーを創るエンターテイメントです。そしてインプロバイザーとは、それが出来る役者さんのことです。

日本ではまだまだマイナーなインプロですが、海外では既にエンターテイメントとしての地位を確立しており、インプロバイザーを名乗る人たちは世界60カ国以上に数千万人も存在しているのです!

日本でのインプロの現状

日本にもいくつかのインプロチームが存在しています。(私のプロデュースする劇団しおむすびもその一つです)

しかし、その数は海外と比べたらまだまだ少なく、業界全体がちっちゃくまとまっているといった感じです。

「お芝居」という点では同じはずの演劇界との交流も少なく、「演劇は演劇、インプロはインプロ」と分けて考えられてしまっているのが悲しい現状です。

劇場役者たちよ!インプロバイザーになれ

僕は高校から演劇を始め、大学からインプロを始めました。現在も演劇とインプロは両立しており、演劇は10年目、インプロは5年目に突入しました。

周りを見てみるとこういったケースは非常に珍しく、演劇かインプロのどちら1本に絞っている人がほとんどです。そんな僕だからこそ言えること。それは…

「小劇場役者たちよ!インプロバイザーになれ!!」

いきなりのことでびっくりかもしれませんが、至極全うな提案です。

決して、自分のワークショップへの参加者を増やそうとか、イベントへの出演者に結びつけようとかなんて、思っています。それは思っています!が!

この後を読んで頂ければ、そこまで僕が勧める理由がわかっていただけるかと思います!では、だらだら喋らず、さっさと行きましょう!

私が考える役者として生きる3つのデメリット

まず、これまで小劇場役者を体験、拝見してきて、僕が思っている役者として生きることのデメリット・弱みを3つ挙げてみます。

  • 1人では何も出来ない
  • 一般の人には「何が凄いのか」がわからない
  • お金を稼ぐツールが少ない

この3つを順に見ていきましょう。

1人では何も出来ない

役者の仕事は、脚本と演出の存在が大前提。役者は1人では何も出来ません。演劇とは「総合芸術」だからです。

一般的な演劇は、役者はもちろんですが、脚本家、演出家、照明、音響、舞台美術など、たくさんの人が携わって1つの作品を創り上げます。

まあ、いくつかは端折ることも出来るのですが、脚本と演出の存在は大前提です。たとえ1人芝居であっても、役者だけで作品を作ることは出来ないのです。

一般の人には「何が凄いのか」がわからない

そして、役者の仕事は一般の人に「凄さ」が伝わりづらいのです。例えば、ダンス、楽器、歌なら、誰でも「凄さ」がわかります。

ところが、演技となると、正直よく分からないというのが一般の人から見た印象です。(やってる側も正直よくわかってないと思います)

ダンサーやミュージシャンと同様、役者も訓練を積んでいるし、苦労はしていると思うのですが、「どうなれば凄いのか?」「そもそも何をやっているのか?」がわからないため、一般の人からの評価に繋がりにくいのです。

役者は訓練や苦労が成果に繋がりづらいという、非常に不条理な仕事なのです。

お金を稼ぐツールが少ない

そして、これは上記2つのことから繋がるのですが、お金を稼ぐツールがあまりにも少ないです。これが一番のデメリットだと言えます。

例えば、ダンサーやミュージシャンならソロパフォーマンスがあります。しかも2〜3分の短い時間で、その場でさっと表現できます。そうすると、力があればイベントにも呼ばれ、路上でのパフォーマンスも出来ますし、マンツーマンの指導も出来ます。

対して役者は、ソロパフォーマンスなんてもっての外で、1人芝居をやったとしても凄さがよくわからない。(ていうか長い)ソロ活動や、一般向けに活動することが出来ないため、表現活動による収入が得られないのです。

とはいえ、舞台の活動を増やしたところで、ほとんどの舞台には「チケットノルマ」と呼ばれる謎の制度が存在するため、お金を払って舞台に立ち続けるという悲惨な状況なのです。

そして皆「好きなことやってるからお金なんかいらない!」とか「売れることが全てじゃない!」とかいう謎の開き直りをして、飲み会で生活の困窮さや自身の無名さを嘆くという矛盾世界に迷い込むのです。

ちなみにこれらは全て僕が経験し、見聞きしてきた実話です。僕はこのような実情を目の当たりにして、おぞましさを感じました。そして思ったのです。

「インプロバイザーでよかったあ」と…。

インプロバイザーになるとどう変わるか?

現在僕は、高校の数学講師とインプロバイザーの二足のわらじです。それ以外のバイトは一切していません。収入の比率は大体1:1くらいで、来年は数学講師を辞めてインプロバイザー1本で生きていく予定です。

ではここでようやく、インプロバイザーになることのメリットをお伝えします。今までの役者のデメリットを全て解消するものです。

インプロバイザーとして生きるメリット

  • 1人でも出来る
  • 一般の人でも「凄さ」がわかる
  • お金に繋がる

一体、どういうことなのか!?そんなことが可能なのか!?

その理由や方法については、次回に回したいと思います。
では♪

続きはコチラ→インプロバイザー(即興役者)のススメ〜その2〜

忍翔(おしょう)

劇団しおむすび主宰・インプロバイザー・インプロ&アクティングコーチ
Twitter:@osho_jam

劇団しおむすび

国際シアタスポーツ協会会員・忍翔(おしょう)がプロデュースする、日本初の学生インプロ(即興芝居)団体。学生を中心にした若い世代に向けて、インプロを「みせる」「まなぶ」「いかす」場を提供する「劇」的な「団」体。
劇団しおむすびサイトへ
Twitter:@shiomusu

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