小劇場観劇あるある〜小劇場は独特の空間〜

こんにちは、はじめまして。ただひたすらに小劇場のお芝居が好きすぎて、ライターをやらせていただくことになりました。

小劇場ってどこか独特で、敷居が高いですよね。何かきっかけが無いと、小劇場に行かずに一生を過ごす人も多いのではないでしょうか。だけどそんな敷居の高さだからこそ、それを乗り越えた人はハマる。そう、「ハマる」のが小劇場。気になる役者を追いかけ、世界観が好きな脚本や演出家を追いかけ、果てることを知らない観劇への欲求……

そんな観劇の「あるある」を、時系列でご紹介させていただきます。

開場~開演前:観劇、最初の壁

受付で聞かれる「誰扱いでご予約ですか?」に戸惑う

今でこそこの質問にも慣れましたが、観劇初心者だった頃は正直この質問の意味が分かりませんでした。当日券で入るときの「誰扱いにしておきますか?」も同様。「えっと…あの…誰でも良いです…」と、よくしどろもどろになっていました。

まぁ今では、自信満々で答えられますけどね!

おすすめの席を教えてもらえると嬉しい

小劇場では、多くの場合が自由席。せっかくなら良い場所で見たい!ということで開場と同時に劇場に入ることもしばしば。よく行く劇場であれば好みの席が決まっているのですが、初めてのところだとちょっと迷ってしまいます。

そんな時、スタッフさんが声をかけてくれると本当にありがたいです。「全体を見渡すならこの辺がおススメですよ!」など言ってくれると、コミュ障の私でもスムーズに座れます。

公演中:お芝居観ながら、起きていること・思っていること

お芝居に集中できない事件が、結構起きている

もはや小劇場の醍醐味とも言える、密着感。隣に座る人がどんな人なのかは運頼みです。客席では、小さな事件がたくさん起こっています。

  • 変な音がする
  • たまにいるんですよね。鼻息の荒い隣人。スーハーという呼吸音が気になり、お芝居に集中できないことも。生のお芝居は五感を使って楽しむもの。なので、お芝居とは関係ない音がするとついつい気を取られてしまいます。

    でも私も、観劇中はよくお腹が鳴ります。その時は本当に申し訳ない気持ちになります。結局は、お互い様ということでしょう。
        

  • 変なにおいがする
  • 気を使って付けているのであろう香水も、度が過ぎると異臭。あと直前のニンニク料理も、結構バレます。演出で使われるスモークも独特のにおいなので、最初は「異臭がする!」と思っていました。

  • 見えない
  • 客席が傾斜になっている劇場なら良いのですが、前に背の高い人が座ると舞台上が全然見えないことも…。また、帽子や女性のお団子頭も「見えない」原因に。人の振り見て我が振り直せ、ですね!

最後まで埋まらない関係者席の謎

劇場に入ると、客席に貼ってある「関係者席」と書かれた紙。前方や端の良席に確保されていることが多いこの席。「関係者」って…何!?もしかして大物芸能人とか?プロデューサーとか?来ちゃうの?

……と思いきや、結局終わるまで誰も座らなかった、なんていうことも多い「関係者席」。正直、この席の存在が未だに謎です。

お手洗いに行きたくなる

公演中、どうしてもお手洗いに行きたくなることが!でも小劇場は密着空間。公演中に抜け出すのは至難の業。行きたい、と思い始めるともうお芝居に集中なんてできない。ただひたすらに、耐えるのみ。なぜ直前に行かなかったのか。なぜさっきコーヒーを飲んでしまったのか。後悔しても、後の祭りですね…

公演後:小劇場の醍醐味!役者さんの素の顔が見える瞬間

役者が「普通の人」に戻る瞬間が好き

本番終了後のカーテンコール、役者さんたちが素に戻る瞬間です。無事終了し、緊張感が消えたのか本番中とは顔つきが全然違います。この顔を見る度、「役者さんも普通の人なんだね!」…と謎の感動が襲ってきて、泣けます。

あと、一生懸命次回公演やグッズの宣伝をしているのですが、何故か噛み噛み。さっきまであんなに流暢に喋っていたのに…!役者さんが妙に可愛く見える瞬間です。

客出しで妙な疎外感

小劇場のお芝居では、来ているお客さんが役者さんの友達や家族など、身内であることもしばしば。そして役者さんとファンが顔見知りであることも多いですよね。そうなると必然的に、客出しはちょっとした同窓会状態。役者さんと交流できる貴重な時間でもあるのですが、結構緊張します。

初めて一人で観劇した時、この独特の雰囲気から逃げるように帰った思い出があります。また、知り合いの役者さんがいない公演だと、人混みの中ぼっち状態になることも。わいわい賑わっている終演後の劇場を後にする時の、疎外感……割と寂しい!

公演の感想をTwitterでチェック&役者さんをフォロー!

自分が観たお芝居は、他の観客の感想も気になってしまいます。ついついTwitterで検索し、「その解釈もあったか…!」とか「その演出気付かなかったー!」と、一人楽しんでしまいます。他の人の感想で、お芝居は2度3度、楽しめます。

そして気になる役者さんは、もちろんフォロー!役者さんとSNSなどで交流できるのも、小劇場ならではの楽しさですよね!

まとめ

「観劇あるある」をまとめてみましたが、観劇好きの皆さん、いかがでしょうか?共感していただけましたか?まだまだ「観劇あるある」はたくさんありますが、あらためて考えると本当に小劇場って独特ですよね……。

色々と書きましたが、とりあえず言いたいのは「小劇場で観るお芝居が好きだ」ということ!ドラマも映画も大好きですが、生で見るお芝居の迫力に勝るものはありません。特に、演じる役者さんが物理的に近い「小劇場」という空間は本当に独特で、クセになります。この面白さを、少しでもたくさんの人に感じてほしいなぁ。なんて思いながら、今日も劇場に足を運んでいます。

筆者について

堀越 愛

演劇は観る専門で、休日は小劇場か映画館に行くことが多い。劇場では、最前列で役者の熱気を感じながら観るのが好き。小劇場をもっと広め、多くの人にとって日常になったら良いのにというかねてからの想いを形にするため、演劇マガジン「トーキョーSHOWゲキライフ」の発行を決意。発行は2017年3月予定。
twitter:@t_showgeki_life
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