実は知らない?「朗読劇」の魅力 ~幅が広がりつつある演劇ジャンル~

皆様は「朗読劇」を観たことがありますでしょうか?なかには役者の友人からお誘いを受けたことがある方もいると思います!

今回は数ある演劇ジャンル、表現法の中から朗読劇にスポットを当ててみました。

朗読劇とは・・・?

通常の舞台とは違い役者が台本を持って芝居を進めていく上演スタイルです。普段、舞台演技をやられている役者さんにはやりにくいと感じる方も多いかと思います。

一般的に、朗読劇は「声優」により上演されることが多いです。マイク前で台本を持ちながら芝居をする声優が、実際にお客様の前、舞台上に立って芝居をするので、声優の勉強をしている役者さんには馴染みがあるでしょう。

声優と舞台の関係性

声優とは言っても役者には変わりません。ここ数年は声優ブームと言われるほど声優を志す人が増えました。実を言うと自分も声優を志し専門学校で演劇や表現を学び始めました。

声優の勉強というと滑舌や発声、マイク前に立ってのアテレコ等を想像される方が多いと思います。実際にそういった基礎はもちろん勉強するのですが、卒業公演等の名目で舞台をやる専門学校や養成所も増えてきました。

自分も専門学校で舞台を経験しその魅力に惹かれ、今では小劇場を中心に舞台の出演やスタッフの活動をしています。自分と同じ様な経緯の方も少なくないと思います。

「表現のアプローチは違うけれど、芝居には変わらないこと」
「元は舞台や映像の俳優に振られて生まれた声優というジャンル」

舞台―声優―朗読劇
これらは密接な関係として成り立っているのです。

朗読劇の内容

舞台と朗読劇の関係性や違いが少しずつ見えてきたので次は内容に目を向けてみましょう。

朗読劇ではSFやエンタメといったものより、日常的な作品を使うことが多いです。声の芝居だけで情景や場面を想像させるのが難しさでもあり、魅力でもあります。人間の心情などもテーマになってくることが多いので朗読劇は全体的に落ち着いた空気感が多いです。

新しいアプローチ

私ごとではございますが、9月に朗読劇に関わる機会があり、「童話」の原作をテーマとしています。ですが、脚本家さんが普段舞台の脚本を書いていることや、舞台活動をしている役者も多いため、舞台のような動きや小道具等を効果的に使用する演出が数箇所ございます。

このように今後も色々な団体等で新しい斬新なアプローチが出て来るかと思います。また、普段舞台や演劇に関わることのない一般のお客様も足を運びやすい企画もふえつつあります。

歴史があり、ジャンルも数ある演劇や舞台ですが、これからどんどん新しい可能性が広がっていくのではないでしょうか?

新しく増えつつあるジャンル、可能性

舞台や表現で大まかにジャンル分けすると下記が主流になってくるかと思います。

  • ストレートプレイ
  • ミュージカル
  • ダンス
  • 音楽(オペラ、ライブ)
  • コント

今回取りあげる新しいジャンルというのはこれらを合わせて構成されるリーディングライブパフォーマンスライブです。

最近特に耳にする機会が増えたこの2つ。リーディング(朗読)の他に歌やダンス等の他のパフォーマンスを交えて構成されるのでお客様が気楽に観ることができ、飽きにくい等のメリットがあります。役者は普段なかなかできないパフォーマンスに挑戦することもでき、他ジャンルのゲストをお呼びして出演者同士の交流を図ることもできます。

また劇場に拘らず、カフェやバー、ライブハウスといった普段と違う空気感をお客様に楽しんでいただけるのも魅力の一つです。お店側も演劇に関心を持っていただければより素敵ですね!

まとめ

ここまで朗読劇を主軸に声優や演劇ジャンル等についてまとめ繋げていきましたが皆さんいかがでしたでしょうか?

普段あまり観ることがなかった朗読に興味を持っていただくのも嬉しいですし、演劇ジャンルの可能性を感じていただければ今後の皆さんの活動の幅も広がるかもしれません!

見せ物としてお客様からお金と時間をいただくことは変わらないので、もちろん経験や技術も必要です。しかしそれだけではなく、何かを企画してみようと自分たちで動いてみることや、お客様にどうしたら楽しんでいただけるかと内容や会場等の工夫をするのも大事です。

一緒にやってみたい仲間がいる方、観に来て下さるファンの方へ感謝の気持ちをストレートにお届けしたい団体さん。舞台の企画となるとかなり前から計画を進めていかなくてはいけませんが、これを機に小規模のイベント等を企画してみるのはいかがでしょうか?

演劇を通じて皆さんの関係性がどんどん広がっていくのを願っています。

鈴木 千畝 (すずき ちうね)

ステージ・ボンド 主宰/演出/役者 1995年生まれ 21歳 声優を目指し日本芸術専門学校声優学科へ入学し、芝居やダンス、舞台を学び始める。2015年に卒業後、ダンスアワード、2,5次元舞台、ミュージカルなどの舞台を経験し、2016年からは演出助手をメインにスタッフとしても活動している。
Twitter@suzuki_chiune

次回出演

※公演終了
朗読劇「おとなのおもちゃばこ」
日時:9/23(金)18:30 OPEN 19:00~
会場:SHIBUYA 7th FLOOR
料金:\2,500+1Drink(\500)
演目:
「赤い靴」(アンデルセン童話)
「桃太郎」(日本童話)
「白雪姫」(グリム童話)
Twitter@toybox0923
問い合わせ、チケットご予約はTwitterアカウントへご連絡下さい。
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