あれもこれも、まずは実践してみませんか? 動くことから始まる、小劇場の輪③

お芝居は実現に向けて構想を練っているときが一番ワクワク、ドキドキします。主催側をやっているときには、早く本番がきてこの呪縛から解き放たれたいような、終わってしまうのが悲しいようなジレンマを毎回抱えています(笑)。

今回で3回目、動かねば始まらない輪を広げるために、仲良くなる、ということについてお話をしたいと思います。

この座組最高!は当たり前

皆さん役者として舞台に立つときは、誰と仲良くなろうとしていますか?同じ役者さんと仲良くするに越したことはありません。芝居の話をしたり、プライベートの話をしたり。そこで深まる芝居もあるでしょう。この座組最高!の瞬間です。

でも待ってください、そこで終わりになっていませんか。あたりを見回して見て下さい。その座組には、役者しかいませんか?

視野を広くもってみると…?

よく見れば、舞台には役者以外にも沢山の人が関わっていることに気づくと思います。脚本、演出、照明、音響、舞台監督、舞台美術、映像制作、宣伝美術、制作、当日スタッフ、劇場の方々などなど…沢山の人が関わって、一つの舞台を作り上げています。

このことを忘れてはいけません。役者の役割は役者、これは間違いありません。手伝いに入ったりすると、役者同士はとても仲がいいのに、スタッフさんには会釈、挨拶のみの人が沢山います。打ち上げでも、スタッフさんは蚊帳の外というのはよくある光景です。

数えきれないほどの人が関わっている大きな舞台ではありません。せっかくだし、少しだけ勇気を出してスタッフさんとお話ししてみませんか。忙しいときはダメですけど、休憩中などは意外と話ができたりします。

スタッフさんと話をすると、色々な意見を聞くことができます。役者は芝居だけすればいいと思っていると、どんどん視野が狭くなってしまうので、大きく広く見ることも時には大切です。

まずは近いところからアプローチ

どうしてチケット売れないんだろーと嘆くより先に、行動を見直してみましょう。役者以外の人と仲良くなるということ、近いところから考えてみました。

1.スタッフさん

関わった舞台のスタッフさんがTwitterなどSNSをやっていたら、その方がフォローされている数を見てみましょう。もちろん個人的なお付き合いも含めた数ですが、それがお仕事の証です。スタッフさんの宣伝力は絶大です。お仕事の履歴として使用される方も多いですが、そういった方がたまに宣伝をされている舞台、観てみたいと思いませんか。

スタッフさんも人間ですから、好き嫌いはあります。自分が気に入った舞台や団体を宣伝、RTをしてくれようものなら、次回関わることが決まっている団体、以前関わった団体、人たちなどなど。少し考えるだけでも沢山の人たちに繋がっていきますよね。

2.劇場さん

小劇場の劇場付きさんは元々芝居をやっていた、現在進行中でやっている方が多いので、お話をする機会があったらぜひお話をしてみましょう。

もし見てもらえるなら、舞台のリハや本番を観劇してもらうのもいいと思います。正直な感想も聞けるでしょうし、劇場を借りている側として、自分たちがどのような団体なのか見せておくと、信頼関係を築くことができます。

次回、次々回と舞台のクオリティをあげるためにも、毎回劇場さんとの信頼関係は大事です。

3.ご近所さん

前々回もお話しましたが、周りにお店があったらご挨拶にいきましょう。

気にしていないだけで自分たちも実は、劇場の一歩外に出て面会をする、居酒屋で大人数で押しかけ大きな声で騒ぐなど、タブーなことをやっている場合があります。劇場の周りの人たちほど、小劇場のイメージはよくないことが多いです。

なので、まずはやはり挨拶をして、普通にお客としてご飯を食べに行ったり、お買いものをしたり、そうやって周りに溶け込んでみてください。自分の団体だけではどうにもならない場合もありますが、一人、一団体が気を付けることによって、小劇場全体のイメージアップにつながることもあります。

まとめ

世間ではアングラ演劇=蔑称のイメージが強い小劇場。今やアングラ演劇という言葉も一演劇用語として使われていること、小さなところでやっているだけ、タイアップは少ない分とても独創的で面白い舞台も多いことを知ってもらうためには、まずイメージを払しょくするのが第一です。

「自分たちだけよければいい」ではなく、色々な人達と仲良くして、小劇場のイメージがよくなっていけばとても嬉しいことですよね。

しろ。

ミュージカルで舞台を経験後、小劇場へ。小劇場って狭いのね!とびっくりして今ここにいる。役者・制作・ラジオパーソナリティ・デザイン

しろ。個人twitter→@Siro_Ceska
番組公式twitter→@shirogeki
メール:shiro@alfa-radio.com
僭越ながら番組内容を変更してしろが演劇情報をお送りします
しろ。

メルマガorLINE@登録

メルマガorLINE@に登録して、ここでしか受け取れない情報を受け取ろう!